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レイズ・筒香嘉智は「成熟したアプローチを示した」。グラウンド内外であらゆる日本と異なる文化に適応

2020/03/18

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米公式サイトが高評価「メリットになる」

 タンパベイ・レイズの筒香嘉智外野手のメジャー初めてのスプリングトレーニング(春季キャンプ)に関して、米公式サイト『MLB.com』が上々の評価を与えている。日本から海を渡ってメジャーで新たに適応すべき点、そしてオープン戦の戦いぶりを伝えた。
 

 
 筒香は日本の横浜DeNAベイスターズからポスティング制度を利用しレイズに入団。スプリングトレーニングが行われるフロリダ州ポートシャーロットのクラブハウスでは初日から早くも選手たちと打ち解け、良い雰囲気でトレーニングの日々を迎えた。
 
 同サイトは「今年のレイズのスプリングトレーニングでの大きな問題は、筒香が初めてのビッグリーグ(メジャーリーグ)にどのように適応し、どんな守備、打撃を見せるかだった。日本とは異なる新しい文化、クラブハウス、スケジュールに適応する必要があり、フィールドでは投手の剛速球、打撃練習での(投手と打者の)距離の短縮、新しいポジションに適応する必要もあった」と、筒香がシーズンで活躍する上で必要になるあらゆる点を指摘。そして、この4週間を通じてレイズが筒香に対して「満足している」と評した。
 
 オープン戦では左翼、三塁の2つのポジションで計12試合に出場して、打席では28打数5安打、1二塁打、1本塁打、3打点、2得点をマーク。守備では1つの失策も記録せず堅実なフィールディングを見せたことで、チームの柔軟な起用に応えられることを現時点で証明した。
 
 同サイトも「最後の数試合で苦労し13三振を喫したが、打席では成熟したアプローチを示した。メジャーリーグの投手に対して適応しているところを見せている」と筒香の適応力の高さを認めながら、「プレーが再開できるようになった場合、筒香の存在はチームにとってメリットになるだろう」としている。
 
 メジャーリーグは新型コロナウイルス感染拡大を受けて、レギュラーシーズンの開幕が当初の予定であった3月26日(日本時間27日)から4月中旬、またそこから5月中旬へと再延期が発表された。シーズンを通じての試合数やスケジュールがどのようになるのかは定かではないが、日本を代表するスラッガーとしてメジャーの舞台に立つ筒香が1年目からどんな活躍を見せるのか、その期待は高まっている。