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18年MVPイェリッチが契約延長へ!ブリュワーズと9年230億円 あわや四冠王の活躍でチームの顔に

2020/03/04

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2年連続ナ・リーグ首位打者でOPSは驚異の1.100

 ミルウォーキー・ブリュワーズがクリスチャン・イェリッチ外野手との契約延長について合意間近となっていることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が3日(日本時間4日)、伝えている。
 

 
 同サイトによれば、ブリュワーズはイェリッチと7年1億9000万ドル(約203億3000万円)で契約延長に合意間近となっており、残り契約期間の2年に上乗せして9年総額2億1500万ドル(約230億円)となる見込みだ。また、2029年シーズンは球団側と選手側の相互オプションとなる。
 
 球団総年俸ランキングでも中位から下位に落ち着くことの多いブリュワーズにとって、イェリッチとの契約延長は重大な決断と言えるだろう。ライアン・ブラウン外野手との1億500万ドル(約112億4000万円)の契約延長額を大きく上回り、球団史上最高額の契約となる。
 
 現在28歳のイェリッチは10年にフロリダ・マーリンズ(現マイアミ・マーリンズ)からドラフト1巡目(全体23位)を受けてプロ入り。走攻守三拍子揃った選手として頭角を表し、13年にデビューを飾った。18年開幕前にブリュワーズへトレード移籍すると、リーグトップの打率.326で自身初のリーグ首位打者となりMVPに輝いた。
 
 昨季は終盤に自打球で右膝を骨折してシーズン終了となってしまった。しかし、130試合で打率.329、44本塁打、97打点の成績で2年連続の首位打者になると、OPS(出塁率.429+長打率.671)は驚異の1.100を記録。これは満票で15年MVPを受賞したブライス・ハーパー外野手に匹敵する数字(1.109)だった。
 
 MVPこそロサンゼルス・ドジャースのコディ・ベリンジャー外野手に譲ったが、盗塁でも自己最多となるリーグ3位タイの30盗塁をマークした。18年には三冠王達成の可能性もあったイェリッチだが、昨季はあわや四冠王の大活躍だった。
 
 フリーエージェント(FA)となればさらなる巨額契約を得られる可能性も高かったイェリッチだが、ブリュワーズに居続けることを選択したようだ。球団史ではブラウンや通算3000本安打達成者であるロビン・ヨーント氏が有名だが、これからはイェリッチが一時代を築くことになるだろう。



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