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パドレスが二塁手ドージャーを獲得 昨季ナショナルズで世界一経験、16年にはリーグ3位の42発

2020/02/25

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長打力抜群も…課題は安定感

 サンディエゴ・パドレスがワシントン・ナショナルズからフリーエージェント(FA)となっていたブライアン・ドージャー内野手を獲得した。米公式サイト『MLB.com』が23日(日本時間24日)、伝えている。
 

 
 パドレスは、昨季王者ナショナルズからFAとなっていたドージャーとマイナー契約で合意した。スプリングトレーニングには、招待選手として参加し、レギュラー定着を目指すことになった。
 
 強打の二塁手ドージャーは現在32歳。2012年にミネソタ・ツインズでデビューすると、16年には自己最多、ア・リーグ3位タイとなる42本塁打をマークした。昨年まで7年連続で2桁本塁打を継続し、二塁手としては非常に優れた長打力をもつ。また、機動力においても、13年から6年連続で2桁盗塁を達成している。
 
 昨季は開幕からナショナルズでプレー。135試合に出場して打率.238、20本塁打、50打点の成績を残し、球団初の世界一達成には大きく貢献した。一方で、シーズン終盤は、途中加入したアズドルバル・カブレラ内野手にポジションを譲ることも多くなっていた。
 
 新天地となるパドレスには現在21歳ながら球団の看板選手となったフェルナンド・タティスJr.内野手が遊撃手を務めているが、正二塁手は未定。イアン・キンズラー氏が現役引退し、有望株のルイス・ウリアス内野手はミルウォーキー・ブリュワーズへトレード移籍した。
 
 オフにはFAでジュリクソン・プロファー内野手が加入したものの、打撃の確実性や二塁守備に課題があり、レギュラーを安心して任せられるとは言い難い。他には有望株のタイ・フランス内野手もいるが、こちらは昨季デビューしたばかりの選手だ。
 
 パドレスは長かった再建期間も終わりを告げ、良い結果が欲しい時期でもある。正二塁手奪取へのライバルは多くないだけに、オープン戦から猛アピールを見せていきたいところだ。昨季ワールドシリーズ制覇を成し遂げた経験を基に、サンディエゴへ新風を吹き込めるだろうか。