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不惑の歳を迎えたエンゼルス・プホルス、自身とチームの今季に手応え

2020/02/23

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MLB史上唯一の650本塁打、650二塁打超え選手

 先月40歳になったロサンゼルス・エンゼルスのアルバート・プホルス内野手は、自身の調子の良さと、今季のチームへの手応えを実感しているようだ。21日(現地22日)、ドミニカ共和国紙『リスティン・ディアリオ』が報じている。
 

 
 今季20年目となるシーズンを迎えた40歳も、ここ数シーズンは度重なる故障に苦しんできたが、昨シーズンは2014年以降最多となる98試合での一塁手として先発出場し、チーム2位の93打点も挙げ、健在ぶりをアピールした。
 
 そして、久しぶりに手術やリハビリと無縁のオフを過ごしたことが今季の自信につながっているようだ。「リハビリや故障の心配がないというのはいいことだ。こうした事実は、自分自身を勇気づけるものだし、気分よくスプリングトレーニングに参加させてくれるんだ。今はとてもエキサイトしているよ」とプホルスは語る。
 
 MLB史上に残る大打者も、2012年にエンゼルスに加入してからは未だワールドシリーズの舞台にたどり着いていない。だが、プホルスは「今季のチームは戦える」と2014年以来のポストシーズン進出に自信を持っている。アンソニー・レンドーン内野手の加入はもちろんのこと、「ディラン・バンディ投手、フリオ・テヘラン投手、ジェイソン・カストロ捕手の獲得も大きい」とチームの補強策に満足感を表している。
 
 コンディションの不安なくシーズンを過ごせたら、今季のプホルスには大きな期待が持てそうだ。マイク・トラウト外野手、大谷翔平選手とともに形成される打線は見ものだ。毎年、さまざまな記録を塗り替えていくプホルス。今季はあと4本塁打で史上5位のウィリー・メイズ氏の660本塁打に並び、現在3202本の通算安打数(史上14位)も、9位のポール・モリター氏(3319本)まで射程内に捕らえている状況だ。不惑の年を迎えた大ベテランは、自分自身を、そしてチームをどこまで高みに導けるだろうか。