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「インディアンスは我が家。ここで勝ちたい」移籍報道一蹴し、チーム愛を強調するリンドーア

2020/02/19

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昨季は3年連続30本塁打達成、GG賞受賞も

 オフにトレードの噂もありながら、チームに残留したクリーブランド・インディアンスのフランシスコ・リンドーア内野手は、同チームでのプレーに強い想いを持っていることを明かしている。17日(日本時間18日)、米公式サイト『MLB.com』のスペイン語圏向け『ラス・マジョーレス.com』が報じている。
 
 アリゾナでのスプリングトレーニング初日を終えたリンドーアは「今季の目標はこのチームで勝つことだ。ここは我が家だし、ここに残りたい。トレード市場での価値を高めるためにプレーすることはない。このチームで勝ちたいんだ」とメディアに語る。
 
 オフには移籍話も持ち上がっていたが「目の前のことに集中している。チームにはいいプレーヤーが多いし、コーチ陣も素晴らしい。一年を通して彼らとプレーして、勝利を得たいんだ」とチームへの想いを述べた。
 
 昨シーズンは、ミネソタ・ツインズの快進撃の前に屈し、地区4連覇どころか、ポストシーズン進出も逃した。今季のインディアンスに対する低い評価に対し26歳のプエルトリコ人は「疑いの目を向ける人たちを黙らせるのは気分がいいものだよ」と意に介さないコメントを残した。
 
 チーム愛を強調するリンドーアだが、やはりメディアが気になるのは2021年オフに迎えるFAのようだ。これについては「それはビジネスのことだから、何かが起こることはあるだろう。神様が最良のプランを与えてくれると信じている。神様が望めば残留するだろうし、そうでなければ他の場所に行くのだろう。私はどれだけチームに残りたいかを示す必要があるし、チーム側もまた同様だ」と言及している。
 
 インディアンスの地区優勝奪回のためにはリンドーアの活躍は不可欠だ。昨季はケガで出遅れたものの3年連続の30本塁打をクリアし、3年ぶりのゴールドグラブも受賞。オールスターゲーム選出も4年連続に伸び、MLBのスタープレーヤーの一人に成長した26歳の遊撃手の動向に、今季も多くのファンの熱視線が注がれそうだ。