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昨季49発のレッズ主砲スアレス、地区4位からの浮上に自信「今季は戦える」

2020/02/11

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5年連続地区最下位は免れるも、優勝カージナルスと16ゲーム差の4位

 昨季、ナショナルリーグ2位となる49本塁打を放ったシンシナティ・レッズの大砲エウヘニオ・スアレス内野手は、今季のチームの躍進に自信を持っているようだ。9日(日本時間10日)、ベネズエラ紙『リーデル』が報じている。
 
 母国ベネズエラメディアの電話インタビューに応じたスアレスは「今季についてはとてもワクワクしているよ。個人としてもチームとしても期待できそうだ。ポストシーズンに進める陣容だと思う。個人的にはケガ無くシーズンを過ごしたいと思っている」と昨季ナショナルリーグ中地区4位に終わったチームの変化を述べる。
 
 スアレスは、先月末に自宅のプールで右肩を負傷し、肩のクリーニング手術を行ったが、経過は順調ということだ。「重傷ではないよ。手術の翌日にはリハビリを開始したほどだ。スプリングトレーニング中盤にはプレーできるだろう。投げることについてはもう少し後になるだろうが、キャンプが終わるころには100%に持っていきたい」と現状について言及した。
 
 2013年シーズン以降、ポストシーズンに手が届かない状況にチームは沈んでいるが「今年のチームは戦えそうだ。フロントは素晴らしい仕事をしてくれた。マイク・ムスタカス、ペドロ・ストロップといったワールドシリーズ経験者の加入は非常に大きい。勝利を積み重ねるだけだ」と28歳のスラッガーは手ごたえを感じているようだ。
 
 昨季は49本塁打を放ち、これまでアンドレス・ガララーガ氏が持っていたベネズエラ人プレーヤーのシーズン最多本塁打数(47本)を超える記録を新たに樹立したスアレスは「もし健康な状態でいられれば、いい結果はついてくるだろう。自分自身の記録を超えることと、守備力の向上は個人的目標だ」と自身の目標をそう語った。
 
 これまであまり日本人ファンの注目を集めてこなかったレッズだが、今季は秋山翔吾外野手の入団や、多くの有力選手の加入もあり、一気に注目度を上げそうな予感だ。そして、主砲スアレスが昨季同様の爆発を見せれば、チームのポストシーズン進出も現実味を帯びてくる。近年、激戦が続くナショナルリーグ中地区は今季も大混戦になりそうだ。