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レッズ、ブルペン補強で152ホールド右腕獲得 秋山翔吾らの加入で飽和状態の外野は有望株放出も

2020/02/01

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昨季は救援防御率リーグ7位…先発陣の充実を生かす補強に

 シンシナティ・レッズがシカゴ・カブスからフリーエージェント(FA)となっているペドロ・ストロップ投手と契約合意した。米メディア『Redleg Nation』が30日(日本時間31日)、伝えている。
 
 今季オフ、積極的補強でチーム強化を図っているレッズに、またも新戦力加入となった。同サイトによると、レッズはストロップと1年182万5000ドル(約2億円)で契約合意。ベテラン右腕の入団が決まった。
 
 現在34歳のストロップは09年にテキサス・レンジャーズでデビューすると、ボルティモア・オリオールズを経て13年途中にカブスへ移籍。以後はチーム不動のセットアッパーとして活躍していた。16年にはチーム108年ぶりのワールドチャンピオンにも大きく貢献した。
 
 14年から18年までは毎シーズン50登板以上&防御率2点台をマークするなど、安定感は抜群だった。しかし、昨季は球速低下もあって50試合に登板しながら2勝5敗、防御率4.97、10セーブ、6ホールドの成績だった。通算成績は555試合で防御率3.21、32セーブ、152ホールドとなっている。
 
 レッズ投手陣はルイス・カスティーヨ投手、トレバー・バウアー投手など、先発陣は充実しているものの、ブルペン陣は強みではなかった。昨季の救援防御率4.28はリーグ7位とまだまだ改善の余地があり、ストロップ加入は良い方向へと動くだろう。
 
 オフには秋山翔吾外野手、マイク・ムスタカス内野手、ニコラス・カステヤノス外野手ら、FA市場で注目されていた選手を次々と獲得してきたレッズ。13年以来シーズン勝ち越しはないが、今季はそれも達成することができそうだ。
 
 なお、トレード補強の交換要員、飽和状態となっている外野陣の整理を目的として、昨季1年目で12本塁打をマークした期待の若手有望株ニック・センゼル外野手が放出される可能性も高まっている。レッズのとどまることを知らない補強劇。今後は電撃トレードも起きるかもしれない。