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ヤンキース、“チームの顔”ガードナーと1年13.6億円で再契約 「ピンストライプ」でキャリア全うへ

2020/01/12

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ヒックスの長期離脱で「開幕センター」内定

 ニューヨーク・ヤンキースが、同球団からフリーエージェント(FA)となっていたブレット・ガードナー外野手と1年1250万ドル(約13億6000万円)で再契約を結んだことを正式に発表した。米公式サイト『MLB.com』が11日(日本時間12日)、伝えている。
 
 現在36歳のガードナーは2005年にドラフト3巡目(全体109位)でヤンキースに指名されて以来、同一チーム一筋でプレー。かつては2010年~2011年に2年連続40盗塁以上(2011年は49盗塁でアメリカン・リーグ最多盗塁)をマークし、走力に長けたリードオフマンとして長距離砲が揃うチームを支えてきた。
 
 しかし、キャリアを重ねるごとに長打力も成長し、メジャー12年目となった昨季は2017年に続いて自身2度目の20本塁打をクリア。自己最多の28本塁打をマークして、長打率は初めて.500を超えた。盗塁数は全盛期と比較すると大幅に減少し(昨季10盗塁)1番打者としての起用は減ったが、それでもレギュラーシーズン141試合に出場してヤンキースの7年ぶりの地区優勝に貢献した。
 
 同サイトによれば、ヤンキースはFAとなったガードナーと1年1250万ドル(約13億6000万円)で再契約を結び、来季2021年も球団側が同額のオプションを保持すると伝えている。
 
 そして、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは再契約に際し「ガードナーの長年の良い働きは分かっている。彼は素晴らしい“ヤンキー”だよ」とコメントを発表。ヤンキースでプロ16年目を迎える男のこれまでの貢献を労った。
 
 また、チームは右肘靭帯再建手術(通称:トミー・ジョン手術)を受けたアーロン・ヒックス外野手が少なくとも6月までは戦線に戻れないため、開幕戦の中堅手にガードナーを起用することを計画。キャッシュマンGMもガードナーならその任務を遂行できると期待を示している。
 
 今や“フランチャイズプレイヤー”としてヤンキースの象徴的な選手となったガードナー。同サイトによれば「ヤンキースのピンストライプのユニホームでキャリアを終えたい」と頻繁に語っているだけに、今季こそは2010年代は届かなかったワールドチャンピオン奪還を成し遂げたいところだ。

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