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ホワイトソックス、CY左腕カイケルと3年契約合意 総額61億円規模…着実補強で一躍“巨大勢力”に

2019/12/22

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今季はFA市場停滞のあおり受けブレーブスと6月に契約し8勝

 今季アメリカン・リーグ中地区3位だったシカゴ・ホワイトソックスが、アトランタ・ブレーブスからフリーエージェント(FA)となっている左腕のダラス・カイケル投手と3年契約に合意したとみられることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が21日(日本時間22日)、伝えている。
 
 31歳のカイケルは2012年にヒューストン・アストロズでメジャーデビューし、2015年にアメリカン・リーグ最多となる20勝を挙げサイ・ヤング賞を獲得するなどアストロズで通算76勝。今季はFA市場の停滞の影響を受け6月にブレーブスと契約し、8勝8敗、防御率3.75の成績を残していた。
 
 同サイトは、米スポーツ専門サイト『ESPN』のジェフ・パッサン記者がカイケルとホワイトソックスの契約合意を最初に伝えたとし、情報筋によればその契約内容は3年間で総額5400万ドル(58億9000万円)~5600万ドル(約61億円)にのぼると見られているという。
 
 通算84勝とサイ・ヤング賞、オールスター2度、ゴールドグラブ賞4度と確かな実績を持つカイケルだが、今オフのホワイトソックスの積極的な補強姿勢は目を見張るものがある。
 
 これまでに主砲のホセ・アブレイユ内野手と再契約したのをはじめ、FAでは通算141本塁打のヤズマニ・グランダル捕手、通算130勝のジオ・ゴンザレス投手を獲得。そしてトレードでも24歳の若き大砲ノマー・マザーラ外野手を獲得した。
 
 今季自己最多の14勝を挙げたルーカス・ジオリト投手、首位打者を獲得したティム・アンダーソン内野手、25本塁打を放ったヨアン・モンカダ内野手など若手選手の成長も著しいだけに、この積極的な補強とともに来季の地区優勝候補として“台風の目”になっていくことはほぼ間違いないだろう。