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筒香嘉智、レイズと2年13億円で契約合意! 内外野ともにハイレベルな旬の20代選手揃う強豪

2019/12/14

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過去には岩村明憲氏、松井秀喜氏らが所属

 ポスティング制度を利用して横浜DeNAベイスターズからメジャー挑戦を表明していた筒香嘉智外野手が、タンパベイ・レイズと契約合意した。米公式サイト『MLB.com』が13日(日本時間14日)、伝えている。
 
 海を渡る日本の4番は、メジャーの強豪チームでプレーすることになった。同サイトによれば。レイズと筒香は2年1200万ドル(約13億1000万円)で契約合意に至った模様で、レイズはポスティングの譲渡金として240万ドル(約2億6000万円)をベイスターズへ支払うことになる。
 
 筒香の新天地となるレイズは、1998年に「タンパベイ・デビルレイズ」として創設され、「タンパベイ・レイズ」にチーム名を変更した2008年から2013年までは6年連続で勝率5割以上を記録。特に2008年は移籍2年目の岩村明憲氏がチームをけん引し、球団史上初のワールドシリーズ進出を果たす快進撃を見せた。
 
 ニューヨーク・ヤンキースやボストン・レッドソックスなども属する激戦区アメリカン・リーグ東地区で近年はやや低迷気味だったが、今季は96勝で地区2位となり、ワイルドカードとして6年ぶりにポストシーズン進出を果たした。
 
 決して資金力に恵まれた球団ではないが、救援投手が先発として1~2イニングを務める「オープナー制」を積極的に取り入れるなど次々と斬新な戦術を駆使。若手育成にも定評があり、今季は新人王候補となった25歳ブランドン・ロウ内野手や、チーム最多の33本塁打を放った24歳オースティン・メドウズ外野手らがブレイクした。そして23歳の“二刀流”ブレンダン・マッケイ選手の活躍もあった。
 
 今オフの動きでは、主力であったトミー・ファム外野手をサンディエゴ・パドレスへトレードで放出し、代わりに今季33本塁打の27歳ハンター・レンフロー外野手を獲得。外野には球界一の名手で知られる29歳ケビン・キアマイアー外野手、前述のメドウズら攻守にハイレベルな選手が揃っている。
 
 また、一塁手の28歳チェ・ジマン、三塁手の28歳ヤンディ・ディアズが今季ともにキャリアハイの成績。そのため、外野、一塁と三塁を守ることのできる筒香の起用法に注目が集まるが、場合によっては指名打者(DH)での起用を中心に、レギュラー陣の休養日にはポジションプレーヤーとなる可能性もあるだろう。
 
 日本人選手では過去に松井秀喜氏(2012年)、岩村氏(2006年~2008年)、そして野茂英雄氏(2005年)が所属していたレイズ。同地区のヤンキースには田中将大投手が所属しており、見応えのある日本人対決が見られそうだ。