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レイズとパドレスの間で計5人のトレード成立 互いに3年連続20発以上の大砲、若手有望株を獲得

2019/12/07

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“看板選手”同士を交換

 タンパベイ・レイズとサンディエゴ・パドレスの間で計5人が絡むトレードが成立した。いずれのチームも今季本塁打を量産した外野手を放出する。米公式サイト『MLB.com』が6日(日本時間7日)、伝えている。
 
 今季チーム本塁打数がメジャー21位のレイズ(217本)と同20位のパドレス(219本)が、お互いの大砲を含む3対2のトレードを成立させた。
 
 今回のトレードによって、レイズはハンター・レンフロー外野手、ゼイビア・エドワーズ内野手、そして後日発表となる1選手を獲得。パドレスはトミー・ファム外野手、遊撃と投手の二刀流ジェイク・クローネンワース内野手を獲得した。
 
 レイズが獲得した27歳のレンフローは今季、メジャー4年目で自己最多となる140試合に出場し、打率.216、33本塁打、64打点、OPS(出塁率.289+長打率.489).778をマーク。初の30発超となった本塁打数はチーム最多で、3年連続20本塁打以上と大砲としての才能が開花している。
 
 エドワーズは、ニューヨーク出身の20歳で2018年のドラフト全体38位でパドレスに入団。二塁と遊撃を守り、2年目の今季は1Aと1A+で計123試合に出場して打率.322、162安打、1本塁打、43打点、34盗塁をマーク。メジャーリーグ全体の若手有望株ランキング72位、球団ランクでも6位に位置付けられている。
 
 一方、パドレスが獲得した31歳のファムは、メジャー6年目の今季こちらも自己最多の145試合に出場。打率.273、21本塁打、68打点、OPS(出塁率.369+長打率.450).818をマーク。レンフローと同じく3年連続20本塁打以上で、自己最多の打点を稼いでチームのポストシーズン進出に貢献した。
 
 また、25歳のクローネンワースはレイズが二刀流として将来を期待していたとされる有望選手。メジャー未経験だが、今季は3Aで打者として打率.334、10本塁打、45打点をマークするとともに、投手としては7試合に登板して(6先発)計7回1/3を投げ防御率0.00だった。11月の「第2回世界野球プレミア12」でも米国代表に選出され1本塁打を記録している。
 
 両者にとってチームの看板選手、若手有望株を放出、獲得する形となったが、リーグの異なる新天地でどのような活躍を見せることになるのか注目だ。