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フィリーズ、先発左腕の補強急務でバムガーナー獲得に積極的 遊撃グレゴリアスにも興味示す

2019/11/23

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昨オフはハーパーら多くの補強敢行、今オフも多忙に

 フィラデルフィア・フィリーズが今オフの補強へ向けて先発左腕のマディソン・バムガーナー投手と遊撃のディディ・グレゴリアス内野手に興味を示していることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が22日(日本時間23日)、伝えている。
 
 フィリーズは昨オフにフリーエージェント(FA)目玉のブライス・ハーパー外野手、J.T.リアルミュート捕手、ジーン・セグーラ内野手、アンドリュー・マカッチェン外野手、デビッド・ロバートソン投手と数々の補強を行ったが、今オフも忙しいオフを過ごすことになりそうだ。
 
 今季は積極的な補強をしながらも81勝81敗でナショナル・リーグ東地区4位。同サイトはこの低迷の理由としてニック・ペビッタ投手(4勝6敗)、ザック・エフリン投手(10勝13敗)、ビンス・ベラスケス投手(7勝8敗)という右腕3人が力を今ひとつ発揮できず、チーム防御率は4.53でリーグ11位だったことを挙げている。
 
 フィリーズの先発投手陣は上記の3人に加えて、12勝を挙げたアーロン・ノラ、8勝のジェイク・アリエタと主要5人全員が右腕。それを受けて、「バムガーナー(サンフランシスコ・ジャイアンツからFA)などの左腕を加えるのは理にかなっている」と言及した。
 
 バムガーナーはジャイアンツで3度の世界一に貢献した実績を持つ球界屈指の左腕。フィリーズは既にバムガーナー側と連絡を取り合っているといい、獲得へ向けた動きは活発のもようだ。
 
 一方、ニューヨーク・ヤンキースからFAとなっている屈指の遊撃手グレゴリアスに対しても興味津々。今季グレゴリアスは右肘靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)からの復活のシーズンで16本塁打をマークしている。
 
 フィリーズの今季の遊撃はセグーラが142試合に出場したが、同サイトではグレゴリアスを遊撃に置いた場合、セグーラを三塁か二塁で起用し、セグーラが二塁の場合はスコット・キンガリー内野手を三塁で起用することが出来ると予想している。
 
 新指揮官としてかつてヤンキースで監督を務めていたジョー・ジラルディ監督が就任したフィリーズ。昨オフの動きで既にお株を奪った感はあるが、今季もヤンキースのように投打の有力選手獲得となるだろうか。