大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



ドジャースはFAコールを獲得すべき。米メディアがCY賞左腕を軽視“カーショウがエースで世界一はない”

2019/11/20

text By

photo

Getty Images



三塁手ターナーはもう1年。レンドーンよりコールの必要性高し

“カーショウがエースで世界一はない”というレッテルも貼られてしまいそうな中、コールがFAになった。コールは20勝を挙げたレギュラーシーズンの活躍だけでなく、ポストシーズンでも4勝1敗、防御率1.72と活躍し、ワールドシリーズ制覇に迫った。この勝負強さは、「あと一歩」届かないドジャースには喉から手が出るほど欲しいはずだ。
 
 実際、シャーマン氏もドジャースが地区7連覇しながらカーショウがポストシーズンで思うような成績を残せなかったことが「(この7年間で)ワールドシリーズのタイトルを獲得できなかった最大の理由」と断言している。
 
 さらに、ドジャースには同じくFAの目玉、三塁手のアンソニー・レンドーン獲得に動くのではないかとの噂があったが、三塁を守る主砲ジャスティン・ターナーがもう1年契約を結んだため、同記者は「レンドーンよりコールの必要性が高い」と改めてコールの獲得が必要だとした。
 
 カーショウがポストシーズンで不調な上に、今季14勝を挙げサイ・ヤング賞候補となった柳賢振投手がFAとなった今、コール獲得の流れはむしろ自然な動きだ。コールを獲得となれば、シャーマン記者の言うようにコール、ビューラーを筆頭に先発ローテーションがさらに強化されるだろう。カーショウ、前田健太投手とともに、地区8連覇を疑う者は少なくなる。
 
 残るはワールドシリーズ。ロサンゼルス・エンゼルス、ニューヨーク・ヤンキースもコールの獲得に動いているとされるが、世界一を見据えた今オフの動きはドジャースを含め激戦となることは間違いない。

1 2