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「証明は難しい」。殿堂入りレジェンドがアストロズのサイン盗み疑惑に言及

2019/11/17

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Getty Images



マリナーズ一筋18年。通算2247安打  

 今年MLB殿堂入りを果たしたシアトル・マリナーズが誇るレジェンド、エドガー・マルティネス氏が、現在アメリカ球界を騒然とさせている、ヒューストン・アストロズが2017年に電子機器を使いサイン盗みを行ったという疑惑について、「それを証明するのは難しい」と言及したことを、15日(日本時間16日)プエルトリコ紙『エル・ヌエボ・ディア』が報じている。
 
 同日、母国プエルトリコのウインターリーグ開幕セレモニーに登場したマルティネス氏。2017年当時マリナーズのコーチであった同氏は、同地区のライバル、アストロズの疑惑について「証明することは難しい」と報道陣にコメント。
 
 同じプエルトリコ出身で、当時アストロズコーチであったアレックス・コーラ現ボストン・レッドソックス監督、選手であったカルロス・ベルトラン氏(ニューヨーク・メッツ新監督)とも、アストロズのサインを盗むというチーム戦略について語り合ったことがあると言及した上で「カメラの使用については耳にしていない」と述べている。
 
 そして「電子機器を使わなくても相手のサインを盗むことができる賢い選手がいるのも確かであり、(アストロズの疑惑を)証明することは非常に難しい」と続けている。
 
 複数の選手からの情報リークがある中、本件のキーパーソンとも指摘されるコーラ氏、ベルトラン氏と親交の深いマルティネス氏も心中穏やかではないだろう。一大スキャンダルにも発展しかねない疑惑の行方に引き続き注目が集まりそうだ。