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ウィル・スミスはアトランタへ! ブレーブスが今季34Sクローザーと契約合意

2019/11/15

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ドジャースにもウィル・スミス誕生?

 アトランタ・ブレーブスはサンフランシスコ・ジャイアンツからフリーエージェント(FA)となっていたウィル・スミス投手と契約合意した。米公式サイト『MLB.com』が14日(日本時間15日)、伝えている。
 
 近年はFA市場が停滞し、中には開幕直前まで新天地が決まらない選手も存在する中、ナショナル・リーグ屈指のリリーバーは早くも移籍先を見つけたようだ。
 
 ナ・リーグ東地区のブレーブスはジャイアンツ(西地区)でクローザーを務めていたスミスをFAで獲得。同サイトによると、球団とスミスは3年4000万ドル(約43億5000万円)+4年目は1300万ドル(約14億円)の球団オプション付きで合意。高額契約でスミスを迎え入れた。
 
 現在30歳のスミスは2012年にカンザスシティ・ロイヤルズで先発投手としてメジャーデビュー。翌13年からリリーフに転向すると、セットアッパーとして順調に成長した。今季はジャイアンツで63試合に登板し、防御率2.76、34セーブと活躍を見せた。
 
 スミスの最大の武器は左腕から繰り出されるスライダー。今季は65回1/3で96奪三振をマークするなど絶大な威力を発揮しており、リリーフ左腕の中ではリーグ屈指の存在になりつつある。クローザーを任されたのは昨季後半からだが、新天地で抑えの大役を任されることになっても心配はいらないだろう。
 
 ブレーブスは今季、地区首位でポストシーズン進出。ロナルド・アクーニャJr.外野手らを筆頭に若き強打者が揃うチームだが、ブルペン陣には不安があった。シーズン途中にはトレードで補強をしたが、ここにきてさらなるブルペン強化を図っている。
 
 なお、人気俳優のウィル・スミス氏と同姓同名(フルネームは異なる)であることでも注目を集めているスミスだが、今季はロサンゼルス・ドジャースから、こちらもフルネームは異なるがウィル・スミス捕手がメジャーデビュー。今季は直接対決もあり、三振に斬って取った“投手”スミスの勝利となっていた。