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ナショナルズ世界一で2014年のタイガースに脚光! 当時の先発ローテ5人全員がリング獲得

2019/11/03

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シャーザー、サンチェスがともに自身初のワールドシリーズ制覇

 メジャーリーグ(MLB)は、ワシントン・ナショナルズが球団史上初のワールドシリーズ制覇で2019シーズンを終えた。ナショナルズは強力先発投手陣を擁して相手の強打者を封じていったが、その一方で脚光を浴びているのが5年前のデトロイト・タイガースだ。
 
 アメリカン・リーグ中地区に所属するタイガースは、今季47勝114敗でメジャー30球団最低の勝率.292と散々たる結果だった。しかし、このタイガースも数年前まではシーズン約90勝を挙げポストシーズンの常連となっていた。
 
 2011年から2014年は4年連続で地区優勝。2012年にワールドシリーズ進出を果たしたのをはじめ、4度のうち3度地区シリーズを突破する躍進ぶりを見せた。
 
 そしてこの4年間のうち最後の年となった2014年、90勝を挙げたシーズンの先発投手陣5人が5年経った現在となって話題を呼んでいる。その5人のメンバーは次の通りだ。
 
・マックス・シャーザー    33試合、18勝5敗、防御率3.15
・リック・ポーセロ      32試合 15勝13敗、防御率3.43
・ジャスティン・バーランダー 32試合 15勝12敗、防御率4.54
・アニバル・サンチェス    22試合 8勝5敗、防御率3.43
・デビッド・プライス     11試合 4勝4敗、防御率3.59
※プライスはシーズン途中にトレードでタンパベイ・レイズから加入
 
 錚々たるメンバーだが、シーズン途中から加わったプライスを含め、この先発5人が今では全員がワールドシリーズ制覇を経験し、チャンピオンリングを手にしているのだ。2017年にはバーランダーがヒューストン・アストロズで、2018年にはポーセロとプライスがボストン・レッドソックスで、そして今年2019年はシャーザーとサンチェスがナショナルズで世界一を経験した。
 
 この事実に米メディア『MLB Vault』では、10月31日(日本時間11月1日)までに公式インスタグラムでタイガース時代の5人の姿とともに「タイガースの2014年の先発ローテーション投手たちは(チャンピオン)リングを持っている」と記した写真を投稿。これまでに2万を超える「いいね」と400を超えるコメントが寄せられ、その中には「本当にクレイジーだ」「どうして2014年は世界一になれなかったの?」といった声や、「この頃が懐かしくて寂しい」というタイガースファンとみられる声も見られた。
 
 メジャー屈指の投手が集結して1つのチームで世界一を達成するのではなく、タイガースを巣立ったそれぞれの投手たちが、時を経て成長を重ね別々のチームで世界一を経験する。道のりこそ違えど、同じ時をともに過ごした5人の選手たちがリングを手にしたことで、1つのメジャーリーグの歴史を振り返ることができた貴重なシーズンとなった。

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