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ナショナルズ3連勝でWS進出王手! ストラスバーグ7回1失点の快投、ホームで7点差大勝

2019/10/15

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地区S満塁弾のケンドリックも大活躍

 セントルイス・カージナルスとワシントン・ナショナルズによるナショナル・リーグ優勝決定シリーズ第3戦が14日(日本時間15日)、ナショナルズの本拠地ナショナルズ・パークで行われ、ナショナルズが3連勝を飾った。
 
 第1戦はアニバル・サンチェス投手、第2戦はマックス・シャーザー投手が快投を披露し、見事な勝利を飾ったナショナルズ。この日はポストシーズンに滅法強いスティーブン・ストラスバーグ投手、カージナルスはエースのジャック・フラハティ投手がそれぞれ先発した。
 
 試合が動いたのは3回裏。ナショナルズが2死二塁のチャンスを作ると、アダム・イートン外野手が中前適時打を放って1点を先制。後続のアンソニー・レンドーン内野手にも二塁打が飛び出してイートンが生還し、さらに1点を追加する。
 
 2-0となり、四球と暴投でなおも2死二塁、三塁のチャンスを迎えたナショナルズ。すると地区シリーズ第5戦で劇的な満塁本塁打を放ったハウィ・ケンドリック内野手が打席に立つ。フラハティの外角一杯のツーシームを逆らわずに流し打つと、打球は左中間を破って走者一掃の二塁打。4-0となる。
 
 5回、2死一塁で再びケンドリックに打席が回る。すると今度は右中間を真っ二つに破る二塁打を放ち、一塁走者が一気に生還。この日3打点目の活躍で点差を広げると、続くライアン・ジマーマン内野手も適時打を放って6-0とカージナルスを大きく突き放す。
 
 試合は6回と7回にもナショナルズがそれぞれ1点を追加。7回表にはフアン・ソト外野手の送球エラーで1点を返されてしまうものの、ストラスバーグが好投で切り抜けた。8回からはフェルナンド・ロドニー投手に交代し、8-1で9回を迎える。
 
 最終回のマウンドには3番手タナー・レイニー投手が登場。先頭のホセ・マルティネス内野手を101.2マイル(約162キロ)の直球で空振り三振に仕留めると、続くヤディアー・モリーナ捕手にはスライダーで三振。最後はトミー・エドマン内野手を左飛に仕留めて試合終了。8-1の大差でナショナルズが勝利した。
 
 この日はストラスバーグが、7回117球(ストライク84球)を投げて被安打7、無四球、奪三振12、失点1(自責点0)と大活躍し、ポストシーズン通算4勝目を手にした。
 
 ナ・リーグ優勝決定シリーズで3連勝したナショナルズは、球団史上初のワールドシリーズ進出まであと1勝となっている。