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カブス新監督はレジェンド外野手? ベルトラン氏が候補に浮上、2年前には選手で世界一経験

2019/10/10

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現在の有力候補はジラルディ氏

 シカゴ・カブスが新監督候補としてカルロス・ベルトラン氏に興味を示していることが分かった。米メディア『Sports Mockery』が9日(日本時間10日)、伝えている。
 
 カブス新監督はレジェンドが務めることになるかもしれない。同メディアによると、カブスはジョー・マッドン前監督に代わる新監督候補として、ニューヨーク・ヤンキースなどでプレーしたベルトラン氏に興味を示しているという。
 
 ただし、現在はヤンキースでGM特別アドバイザーを務めるベルトラン氏は現段階であくまで候補の1人の模様。また、ジョー・ジラルディ氏ら他の有力候補も存在しており、実際に就任する可能性はまだ不透明のようだ。
 
 ベルトラン氏は1998年にカンザスシティ・ロイヤルズでメジャーデビュー。翌年には新人王に輝き、以降も走攻守全て揃った5ツールプレーヤーとして球界を代表する外野手へ成長していく。
 
 キャリア中盤からは膝の故障で守備・走塁でかつてほどの力を発揮できなくなったものの、優れた打撃力は最後まで健在だった。17年にヒューストン・アストロズで自身初の世界一を経験すると、同年をもって引退。米国野球殿堂入りの有力候補でもある。
 
 また、ベルトラン氏は大舞台に滅法強いことでも有名だった。ポストシーズンは通算65試合で打率.307、16本塁打、42打点、11盗塁(失敗0)。WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)にもプエルトリコ代表として全4大会に出場し、17年にはベストナインに輝いている。
 
 通算成績は20年間で打率.279、435本塁打、1587打点、312盗塁と選手として残した成績は超一流。地元プエルトリコでは英雄的存在でもあり、選手にとっては憧れの存在でもある。監督としての力量は未知数だが、就任すればファンの間で大きな話題になることは確実だ。
 
 カブスは今季、ワイルドカード争いに敗れて惜しくもポストシーズン進出とはならず。シーズンオフには選手の移籍劇とともに、誰が監督に就任するかが大きな話題となりそうだ。戦力は十分なだけに、新監督には1年目から結果を求められることになるだろう。