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地区シリーズ初戦は激闘! カージナルスが逆転勝利で1勝目、マイコラスは5回1失点の好投【MLB地区シリーズ】

2019/10/04

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まさかのエラーで失点も…終盤に打線爆発

 セントルイス・カージナルスとアトランタ・ブレーブスが3日(日本時間4日)、ナショナル・リーグ地区シリーズで対決。カージナルスが7-6で勝利し、シリーズ初戦を制した。
 
 ワイルドカードゲームが終了し、ポストシーズンも本格的に始まったメジャーリーグ。この日はナ・リーグ中地区首位のカージナルスと東地区首位のブレーブスが対戦。それぞれマイルズ・マイコラス投手、ダラス・カイケル投手が先発した。
 
 初回、ブレーブスが四球と安打で1死一、三塁のチャンスを迎えると、ジョシュ・ドナルドソン内野手が放った打球は、カージナルス二塁手コルテン・ウォンのフィルダースチョイスを誘い、ブレーブスが先制する。
 
 その後は両先発ともに好投し、1-0のまま試合は中盤へ突入。5回、カージナルスは先頭のハリソン・ベイダー外野手が安打で出塁。続くマイコラスが送りバントを成功させると、ベイダーはさらに三盗を決め、一打同点のチャンスを作り出す。
 
 この場面で打席に立ったデクスター・ファウラー外野手は、5球目のチェンジアップに食らいついて打球を前に転がすと、二塁手が打球を処理する間に三塁走者ベイダーが生還。内野ゴロで試合を1-1の振り出しに戻した。
 
 5回まで好投を続けたマイコラスが降板した6回、カージナルスは2番手タイラー・ウェッブ投手を投入するも裏目に。死球と安打などで1死満塁のピンチとなり、たまらず3番手ジオバニー・ガエゴス投手をマウンドに上げるが、ダンスビー・スワンソン内野手にタイムリーを浴びると、守備のミスも重なって1-3と2点のリードを許す展開となる。
 
 しかし、11度の世界一を誇る名門カージナルスはこのままでは終わらなかった。8回、先頭のポール・ゴールドシュミット内野手がポストシーズン第1号のソロ本塁打を放って1点差に迫ると、2死一、三塁のチャンスから代打マット・カーペンター内野手の適時打で一気に3-3の同点とする。
 
 そして9回にはマーセル・オズーナ外野手の適時二塁打で5-3と勝ち越しに成功。初回に守備でのミスがあったウォンにもタイムリーが飛び出し、7-3と点差をさらに広げた。9回裏にはロナルド・アクーニャJr.外野手の2ラン本塁打などで猛追されるもののなんとか逃げ切り、7-6でカージナルスが接戦を制した。
 
 この日、先発のマイコラスは5回78球(ストライク44球)を投げて3安打、2奪三振、1失点と好投。勝ち星は付かなかったが、終盤の逆転勝利へと繋げる投球をみせた。