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「50歳まで現役でいたい」。殿堂入り確実、エンゼルス・プホルスが語るベースボールへの情熱

2019/10/01

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今季も存在感発揮しファン魅了「この数年間で最も楽しかった」

 ロサンゼルス・エンゼルスのアルバート・プホルス内野手は来年には40歳を迎える。メジャーリーグでの19年目のシーズンを終え、エンゼルスと結んだ10年契約の残りはあと2年。それでもプホルスはさらにあと10年現役を続けたいと意欲を燃やしている。9月27日(日本時間28日)付けの地元紙『オレンジカウンティ・レジスター』が報じた。
 
 プホルスは同紙のエンゼルス担当記者ジェフ・フレッチャー氏にこう語っている。
 
「今まで通りに野球に対して真摯に、そして真剣に取り組んで健康を保つことが出来れば、私は50歳になるまでプレイを続けることが出来ると思う。そのことには何の疑問も持っていない。私を毎日そのようにかき立てるものがまだある。それは情熱(The fire)だ。それは私が終えるまでは消えることはない」
 
「それが明日のことになるか、春季キャンプ中になるかはわからないが、もしその情熱が私の中から消えたと感じたら、その時こそ私が引退する時だ。その時に契約の金額がいくら残っているかは関係ない。だが、その時が来ることはしばらくないだろう。今年は怪我をすることなくシーズンを通してプレーできて、この数年間で最も楽しかったからね」
 
 現在39歳のプホルスは、2019年シーズンを通して一度も故障者リスト入りすることなく131試合に出場した。打撃成績は打率.244、23本塁打、91打点、OPSは.734だった。かつてセントルイス・カージナルス時代に10年連続で打率.300、30本塁打、100打点を達成し、ナショナル・リーグMVPを3回獲得したことを考えると、この成績はやや物足りない印象が否めない。
 
 それでも、前年はシーズン途中の8月に左膝の手術を受けて戦線離脱し、さらには両肘のクリーニングも受けたことを考えると、今季のプホルスは見事な復活を遂げたと言えるだろう。
 
 特にチームのポストシーズン進出の可能性が消滅し、一回り以上も若い大谷翔平選手とマイク・トラウト外野手の両スーパースターが相次いで故障離脱してからも、エンゼル・スタジアムにファンを繋ぎ止めたプホルスの存在は大きい。
 
 9月29日(日本時間30日)のシーズン最終戦となったヒューストン・アストロズ戦でもプホルスは4番ファーストで先発出場し、2打席目でセンター前にヒットを放ち、代走を送られてシーズンを終えている。なお、この日のエンゼル・スタジアムの観客数は3万4693人に上っていた。

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