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ツインズが9年ぶり地区優勝! 新人ドブナックが6回1失点好投、終盤に打線奮起で逆転勝利

2019/09/26

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ア・リーグは地区優勝球団出揃う

 ミネソタ・ツインズは25日(日本時間26日)、敵地コメリカ・パークでデトロイト・タイガースと対戦。5-1で勝利し、9年ぶりの地区優勝を決めた。
 
 今季はクリーブランド・インディアンスと地区首位の座を争っていたツインズだが、ようやく決着がついた。初回、ツインズ先発のランディ・ドブナック投手がジェイマー・キャンデラリオ内野手に適時打を浴びて先制を許してしまう。
 
 しかし、大崩れはせずに初回を1失点に留めると、以降は本領発揮。5回終了までノーヒットに抑える快投を見せ、6回にはかつての“三冠王”ミゲル・カブレラ内野手らを3者連続三振に仕留める圧巻のピッチングを披露した。
 
 ドブナックは1点ビハインドのまま6回をもって降板。好投に応えたいツインズ打線は直後の7回表、先頭のミゲル・サノー内野手が四球で出塁すると、続くルイス・アレズ外野手が値千金の第4号逆転2ラン。8回にもネルソン・クルーズ外野手の適時打とエディ・ロサリオ外野手の32号2ラン本塁打で3点を5-1とリードを広げた。
 
 9回、逃げ切りたいツインズはここで4番手ザック・リテル投手を投入。先頭のハロルド・カストロ外野手を左直に抑えると、続くカブレラを二ゴロに打ち取って2アウト。最後は先制打を放ったキャンデラリオを一飛に抑えて試合終了。5-1で勝利し、9年ぶりの地区優勝を決めた。
 
 なお、ツインズがアメリカン・リーグ中地区を制したことによってア・リーグは3地区全てで優勝球団が決定(東地区:ニューヨーク・ヤンキース、西地区:ヒューストン・アストロズ)。優勝球団が決まっていないのはナショナル・リーグ中地区のみとなっている。
 
 ツインズは昨年、長年チームの看板選手として活躍してきたジョー・マウアー捕手が現役を引退。ひとつの時代が終わった形となり、今季は若手選手の活躍に期待のシーズンとなっていた。 すると、マックス・ケプラー外野手、ロサリオらが次々と打撃開眼。フリーエージェント(FA)で加入したクルーズの大活躍もあって、チームのシーズン本塁打記録を更新した。超強力打線はポストシーズンでも脅威となりそうだ。