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ジャイアンツの新人ヤストレムスキー、殿堂入り祖父の“ホーム”ボストンで初本塁打「特別なこと」

2019/09/18

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通算3060安打、291本塁打を放ったカール氏「順応している」

 サンフランシスコ・ジャイアンツのマイク・ヤストレムスキー外野手が17日(日本時間18日)、敵地フェンウェイ・パークでのボストン・レッドソックス戦で第20号本塁打。かつて殿堂入り選手の祖父カール氏が輝きを放った球場で雄姿を見せた。
 
 ヤストレムスキーはこの日「1番・左翼」で先発出場し、4-1とリードした4回の第3打席でレッドソックス先発のネイサン・イオバルディ投手の95.8マイル(約154キロ)のフォーシームを捉え、中堅バックスクリーンへ第20号ソロ本塁打を放った。
 
 ヤストレムスキーの祖父は、レッドソックス一筋23年で通算3419安打、452本塁打を放った英雄カール・ヤストレムスキー氏。1989年に殿堂入りを果たした選手が過ごした本拠地で孫が本塁打を放つというドラマチックなシーンに、対戦相手にも関わらずレッドソックスファンは大きな歓声を送った。
 
 ヤストレムスキーはその後4打席連続で凡退したが、延長6-6で迎えた延長14回の第8打席でレッドソックス10番手のブライアン・ジョンソン投手から右翼へ二塁打を放ち、この日は7打数2安打1四球1打点で打率.266としている。試合は延長15回にジャイアンツが勝ち越し7-6で勝利。5時間54分に及ぶ長期戦を制した。
 
 米公式サイト『MLB.com』によれば、初めてのフェンウェイ・パークで家族が見守る中一発を放った29歳のマイクは試合後「自分が23歳になった時に衝撃だったのは、彼(カール氏)が自分が生きてきた年数分、毎日フェンウェイパークで活躍していたということだ」と、同球場で237本塁打を放った偉大な祖父に思いを馳せた。
 
 カール氏が最後にフェンウェイ・パークで試合をしてから36年。「『これは特別なことだ』と楽しみながら自分に言い聞かせていたよ」と話したマイクに対し、今年80歳を迎えたカール氏は「彼(マイク)はよくメジャーリーグに順応している」と称賛。また、自身のキャリアハイである28歳時のシーズン189安打、44本塁打を放った1967年を例に挙げ「67年と比較すること。それが私にとってここにいる意味だ」と力強く語っている。
 
 衝撃な“ボストン・デビュー”を飾ったマイク・ヤストレムスキーは、メジャー1年目から97試合に出場し、打率.266、20本塁打、52打点、OPS(出塁率+長打率).842と活躍し、早くもチームの核となる戦力になっている。レッドソックスと同じく歴史あるジャイアンツはナショナル・リーグ西地区3位に沈んでいるものの、ヤストレムスキーの活躍などで来季以降に飛躍を遂げることができるか大いに注目だ。

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