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順調にキャリアアップした加藤豪将、日本復帰視野の牧田和久、来季に期待の田澤純一…マイナーでプレーした日本人選手の今季は?

2019/09/15

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牧田和久投手(パドレス傘下)

2A 35試合54回、3勝2敗、3セーブ、47奪三振、防御率3.17、WHIP1.11
3A 8試合16回1/3、3勝1敗、20奪三振、防御率3.86、WHIP1.10
 
 サンディエゴ・パドレス傘下2Aアマリロ・ソッドプードルズからシーズンをスタートさせた牧田。6月17日(日本時間18日)にメジャー昇格を果たすも、登板機会なく翌18日(同19日)に事実上の戦力外となった。牧田は、ウエーバーを経て、再び2Aアマリロに所属することになった。
 
 3Aでは、ロングリリーフを中心に登板し3勝を挙げた牧田だが、メジャーのマウンドを踏むことなくシーズンを終えており、来季以降の去就は未定。日本球界も視野に入れているとの報道もあり、オフの動向が注目される。
 

加藤豪将内野手(ヤンキース傘下)

2A 30試合、打率.237、0本塁打、7打点、OPS.594
3A 83試合、打率.279、11本塁打、39打点、OPS.825
 
 自身初の3Aで開幕を迎えた加藤。シーズン序盤は打ちまくり、本塁打を量産。チームの主軸として活躍した。しかし、5月中旬ごろから調子を落とし下位打線や途中出場が目立った。また、開幕当初ヤンキースにけが人が続出していたこともあり、3Aの主力組が続々とメジャー昇格を決めたが、その選手たちもけが人復帰に伴ってマイナー降格。それに押し出される形で、加藤も2Aで過ごす期間も増えていった。
 
 2Aとの3Aを行き来していたが、夏場に再び調子を上げ、3Aスクラントンのポストシーズン進出に貢献。ポストシーズン第1戦では、レイズ傘下ダーラム・ブルズとの第1試合で本塁打を含む2長打を放つ活躍をみせた。2017年はA+、2018年は2A、そして今季は3Aで主力として活躍するなど着実に進歩している加藤。来季は自身初のメジャー昇格を掴むことができるだろうか。

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