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大谷翔平、二塁打&三塁打!長打2本のマルチで打率.288 エンゼルスは終盤の逆転劇で連敗ストップ

2019/09/07

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終盤3イニングで怒涛の4得点

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が6日(日本時間7日)、敵地ギャランティード・レイト・フィールドでのシカゴ・ホワイトソックス戦に「5番・指名打者(DH)」で先発出場し、4打数2安打1得点と活躍した。
 
 2試合連続で5番で起用された大谷は、0-2と2点を追う2回の第1打席でホワイトソックス先発の右腕ルーカス・ジオリト投手と対戦。初球から内角を攻められるもカウント2-1からの4球目、やや真ん中寄りに入った96マイル(約154キロ)のフォーシームを捉えると、打球はライナー性の当たりとなって左翼への二塁打となった。大谷の二塁打は今季19本目。
 
 大谷が放った長打は得点には結びつかなかったが、エンゼルスは続く3回に先頭の8番ルイス・レンヒフォ内野手の第7号ソロ本塁打で1点差に詰め寄る。大谷はこの後、4回の第2打席ではジオリトの96.7マイル(約156キロ)のフォーシームの前に空振り三振。高めのボール球にバットが空を切った。
 
 エンゼルスは、5回に先発のディロン・ピータース投手がティム・アンダーソン内野手に2ラン本塁打を浴び、1-4と再び点差を広げられる厳しい展開を強いられ試合を折り返す。
 
 そしてイニングはそのまま終盤7回に進み、大谷が1死走者なしの場面で第3打席を迎えた。大谷はこの日3度目の対戦となったジオリトに対して、初球から2球連続で空振りを喫したが、カウント1-2からの4球目、外角の83.3マイル(約134キロ)のチェンジアップを体勢を崩されながら片手一本で捉える。
 
 打球はギリギリで一塁線を破り右翼へ。俊足の大谷はその勢いを止めることなく三塁を狙い、右翼手の送球との競走となりながら今季5本目の三塁打をマーク。これで、大谷自身8月19日(同20日)以来12試合ぶりとなる今季33度目の1試合複数安打となった。なお、長打2本でのマルチ安打は8月13日(同14日)以来となっている。
 
 1死三塁としたエンゼルスは、続く6番のアンドレルトン・シモンズ内野手の二ゴロの間に大谷が生還して2-4と2点差に。大谷から生まれたチャンスが今度は得点に繋がった。
 
 続く8回、エンゼルスはホワイトソックス2番手のアーロン・バマー投手から途中出場のブライアン・グッドウィン外野手が右翼スタンドへ起死回生の第16号2ラン本塁打を放ち4-4の同点。試合を振り出しに戻した。
 
 さらに勢いを増すエンゼルス。ハンセル・ロブレス投手が8回の1イニングを3者凡退に打ち取ると、直後の9回の攻撃で先頭のジャスティン・アプトン外野手がホワイトソックス3番手のアレックス・コロメ投手から第12号勝ち越しソロ本塁打を放ち、5-4とこの試合初めてリードを奪う。
 
 この流れに乗りたい大谷だったが、第4打席はフルカウントまでいくも低め94.6マイル(約152キロ)のフォーシームに見逃し三振。大谷はこの日4打数2安打1得点で、打率を試合前の.286から.288とした。
 
 エンゼルスはわずか1点のリードながら、回跨ぎの2イニング目となったロブレスが6番から始まるホワイトソックス打線を再び3者凡退に抑えて試合終了。5-4で勝利し、連敗を「4」でストップさせた。