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368億円男・ハーパーは後半戦絶好調! オールスター後に激変、8月の本塁打は2試合に1本ペース

2019/09/05

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2年連続で100打点達成、守備も好調

 フィラデルフィア・フィリーズのブライス・ハーパー外野手が3日(日本時間4日)、敵地でのシンシナティ・レッズ戦で2年連続となる100打点を達成。後半戦の好調について米メディア『SB NATION』が4日(同5日)、伝えている。
 
 この日ハーパーは「3番・右翼」で先発出場すると、5回無死一、二塁の場面で右前に強烈なタイムリー安打を放って今季100打点を達成。2年連続で大台に乗せた。チームも計10安打で6得点し、3連勝している。
 
 ハーパーはオフに13年3億3000万ドル(約368億円)の超大型契約を締結。移籍1年目となる今季は3日(同4日)までで打率.256、30本塁打、100打点、9盗塁の成績となっており、契約の大きさと比べると少し物足りなさを感じさせる。
 
 しかし、同メディアによるとハーパーは、オールスターゲーム以前は395打席で16本塁打だったのに対し、オールスター以降は194打席で14本塁打をマーク。一時は打率2割台前半になっていた前半戦からは見事に復調している。
 
 さらに、8月3日(同4日)からの直近25試合では打率.289、12本塁打、28打点、OPS(出塁率+長打率)1.053と圧倒的な成績をマーク。2試合に約1本のペースで本塁打を量産しており、8月に入ってからは絶好調の状態を維持しているようだ。
 
 ハーパーの自己最多本塁打記録は当時22歳にして満票でのナショナル・リーグMVPに輝いた2015年の42本。更新は厳しいかもしれないが、自身2番目に多い昨季の34本は視界に捉えている。
 
 また、打撃だけではなく今季は守備でも好調で、昨季のDRS(守備防御点=平均的な野手が守った場合に比べ何失点減らしたか)はマイナス16点とワースト級だったものの、今季はプラス3点と大幅に改善。持ち前の強肩も光っている。
 
 ワイルドカード枠を争うフィリーズも日程は残すところあと1カ月ほど。ハーパーはどこまで成績を伸ばせるだろうか。今やメジャーリーグのみならず、スポーツ界をも代表するスーパースターの9月に注目が集まる。