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大谷翔平、崩れる「心・技・体」のバランス。エンゼルスの低迷やキャリア初の打者専念も影響か

 大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)の2019年シーズンはこのまま終わってしまうのか。この一週間を17打数2安打、打率.118で終え、13打席ヒットから遠ざかっている。現地8月20日(日本時間21日)の試合終了時に.307まで上昇した打率は、わずか2週ほどで.289まで下降してしまった。

2019/09/03

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復調のカギは早いカウント

 こうした問題に対し、大谷も試行錯誤しているようだ。
 
 現地8月27日(同28日)のテキサス・レンジャース戦では、2打席での初球打ちを含め、全4打席で計6球という早い勝負を選択した。初球打率が.426(47打数20安打、6本塁打)、2球目打率が.393(56打数22安打、1本塁打)という数字が示すように積極性は大谷の大きな武器だ。今週放った2本のヒットはいずれも初球打ちだった。凡打に終われば淡白だと捉えられるが、大谷が自分のスイングをする上では早いカウントでのヒッティングは重要なカギと言える。
 
 また、エンゼルスのブラッド・オースマス監督は、現地8月31日、9月1日のボストン・レッドソックス戦で2試合連続のベンチスタートを決断。当初は1試合の予定であったが、大谷の状態を考慮し2試合連続となった。現地2日(同3日)は試合が組まれておらず、この2、3日で体力的にどこまで戻せているかが残りの期間にも影響してきそうだ。
 
 次カードはオークランド・アスレチックスとの3連戦。対戦打率.371と相性のいい相手であり、先発が予想されるマイク・ファイアーズ投手に打率.500(6打数3安打)、タナー・ロアーク投手には打率1.000(2打数2安打)と、復調のステップには非常にラッキーなめぐり合わせだ。まずは1本でも結果が出れば、気持ちも楽になり、情況が好転する可能性も高くなる。残すところ24試合、大谷の復調を楽しみにしている多くのファンのためにも爆発を期待したい。
 
 
高橋康光

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