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フィリーズ、368億円男ハーパーが真価発揮の逆転弾! ワイルドカードでのPO進出へ執念尽きず

2019/08/22

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Getty Images



ポーセロから第27号!レッドソックスとの2連戦2連勝

 ポストシーズン進出を狙うフィラデルフィア・フィリーズのブライス・ハーパー外野手が21日(日本時間22日)、敵地フェンウェイ・パークでのボストン・レッドソックス戦で逆転2ラン本塁打を放ち勝利に貢献した。
 
 試合前までナショナル・リーグのワイルドカード圏内まで2.5ゲーム差としてたフィリーズは、レッドソックスと敵地で対戦。4回までにレッドソックス先発のリック・ポーセロ投手に対して封じられ0-2と劣勢だったが、5回に主砲が起死回生の一発を放った。
 
 ポーセロの暴投で1点を返すと、なおも1死一塁で2番のハーパーが打席に入った。ハーパーはカウント1-2からの4球目、86.8マイル(約140キロ)のスライダーを捉えると、打球は左翼の「グリーンモンスター」を越える第27号逆転2ラン本塁打に。一気に試合をひっくり返した。
 
 ハーパー自身4戦ぶりとなる一発で3-2としたフィリーズは、終盤の7回と9回にも1点ずつを挙げダメ押し。5-2で勝利して2連戦2連勝を飾った。所属するナショナル・リーグ東地区では首位まで9.0ゲーム差と地区優勝は依然厳しい状態だが、この日敗れたワイルドカード圏内2位のセントルイス・カージナルスとの差を1.5ゲームに縮めている。
 
 ハーパーは昨オフに13年3億3000万ドル(約368億円)の超大型契約を結んで1年目から活躍。今季ここまで125試合に出場し、打率.254、27本塁打、92打点としており、打点は昨季の100を越えることが確実視される。本塁打数も昨年には及ばないものの、ナショナルズ時代から長打力を維持しており、ポストシーズン進出へ向けてその真価がこれからも試されていく。

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