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マリナーズ・菊池雄星、速球冴えメジャー初完封「考えすぎていた」 指揮官も絶賛「非常に才能のある投手」

2019/08/19

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「ずっと緊張感のようなものがありました」

 シアトル・マリナーズの菊池雄星投手が18日(日本時間19日)、敵地でのトロント・ブルージェイズ戦に先発し、9回無失点の快投。メジャーでは自身初となる完封勝利を挙げた。
 
 前回登板ではメジャー最低勝率のデトロイト・タイガース相手に3回1/3を5失点と打ち込まれた菊池。6月23日(同24日)のボルティモア・オリオールズ戦以来勝ち星がなかったが、この日は渡米後最高の投球を見せた。
 
 今季26回目の先発となった菊池は初回、いきなり2奪三振をマークすると、3回にブランドン・デュルーリー内野手に二塁打を許すまで無安打無四球の投球を披露。新進気鋭の若手野手が揃う強力打線を封じ込め、試合序盤を完璧に抑える。
 
 その後4回にはランダル・グリチック外野手に単打を許した菊池だが、ここからは圧巻だった。後続のテオスカー・ヘルナンデス外野手を93.3マイル(約150キロ)の直球で空振り三振に打ち取ると、続くジャスティン・スモーク内野手を宝刀スライダーで右飛に打ち取る。
 
 勢いに乗った菊池は8回まで毎回奪三振の無失点。9回も易々と2アウトを奪うと、最後はケバン・ビジオ内野手に対し、インハイへの94.3マイル(約152キロ)の直球で空振り三振に斬って取り、メジャー初完封を達成した。マリナーズは7-0で大勝している。
 
 菊池はこの日、9回96球(ストライク65球)を投げて2安打、1四球、8奪三振、無失点の快投。防御率は5.19となり、今季5勝目を手にした。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、菊池は試合後、通訳を通して「こっちに来てからはずっと緊張感のようなものがありました。今日はリラックスしてマウンドに上がり、投げることにとても集中できました」とコメント。ここ最近の登板については「恐らく考え過ぎていたと思います」と述べており、心境の変化が投球につながったようだ。
 
 また、マリナーズのスコット・サービス監督は「ユウセイは非常に才能のある投手、我々はそれを知っている」と述べ、メジャー初完封を達成した菊池を賞賛。指揮官からの信頼度もグッと上がったようだ。