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エンゼルス・大谷翔平、復調のカギは内角球の対応か 2戦連続マルチ&今季7度目猛打賞で連勝貢献

2019/08/12

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 ロサンゼルス・エンゼルスは11日(日本時間12日)、敵地フェンウェイ・パークでボストン・レッドソックスと対戦。大谷翔平投手は「3番・指名打者」で先発出場し、5打数3安打2打点2三振で今季打率を.290とした。2戦連続のマルチ安打、今季7度目の猛打賞で、チームは延長戦を制し5‐4で勝利。2連勝となった。
 
 大谷は初回、無死一、二塁と先制のチャンスで第1打席を迎えると、2球目を捉えて左前に運ぶ安打。内角低めの球をうまく拾ってみせた。エンゼルスはこの回1点を先制した。第2打席は2回、3つの四球で2死満塁と追加点のチャンスで回ってきた。ここは初球、外角に沈むチェンジアップを捉え、中前に運ぶ2点適時打。貴重な追加点となった。
 
 第3打席は5回の先頭で、最後は外角高めへの速球を空振り三振。同点の状況を打開したかったが、出塁はならなかった。しかし、ここで終わらないのがこのカードの大谷だ。第4打席は7回1死無走者、2球連続の高めの速球であっという間に追い込まれたが、その後は3球連続ボール。最後は6球目の内角球をはじき返し、左前安打とした。
 
 最終打席は9回に内角への速球で空振り三振に倒れた大谷だが、この試合は5打数3安打2打点となり、今季の打率は.290となった。チームも延長10回の接戦を制し、5‐4で勝利した。
 
 大谷は2試合連続のマルチ安打で、猛打賞は9試合ぶり、今季7度目。低調だった8月だが、この2試合は当たりが戻ってきている。
 
 状態が上がってきているカギの一つが、内角球への対応といえるだろう。大谷は本塁打のほとんどが中堅方向へのもので、右方向に打つとゴロが多い傾向にある。一昨日の試合では、右方向に2本の強い当たりを放ちながら、いずれも内野ゴロに終わった。これらの打席では、真ん中から内角寄りのボールを右方向に引っ張りこんでいた。
 
 一方、昨日の内角球を左中間に運んだ二塁打や、この日の1打席目の当たりでは、内角の投球にも体が一塁方向に逃げず、バットが内側から出て打球は左方向へ。大谷本来の姿が現れてきた。長いリーチを活かして真ん中から外角への球を中堅への大飛球とし、内角への球を今日のように対応できれば、自然と数字は上がってくるだろう。終盤戦に向け、大爆発を期待したい。