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『投球数制限ルール』に揺れた新潟。日本文理・長谷川優也は敗戦も継投重視の方針に手ごたえ「夏につながった」【全国高校野球】

2019/08/10

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<第5日 第1試合 1回戦 〇関東一 10―6 日本文理●>(10日、阪神甲子園球場)
 
 第101回全国高校野球選手権大会は10日に5日目を迎え、第1試合では日本文理(新潟)が関東一(東東京)に6-10で敗れた。
 
 新潟県の高校野球連盟は、昨年12月に、投手1人の投球数を「1試合当たり100球」とするルールを提言。しかし、賛否両論が渦巻く中で、結果的には撤回する形となっていた。
 
 ただ、このルールが提言された時点から、日本文理は投球数に制限がある想定での練習を開始。エースの南隼人(3年)の故障も重なり、投手陣全体での継投を前提としてチームを作ってきた。
 
 この試合でも先発は南で、5回からは長谷川優也(2年)にスイッチし、残りの4回を投げ切った。長谷川は試合後、「春は南さんがいない中で、ピッチャー陣みんなでつないでいたのが夏につながったと思います」とコメント。また、継投が前提となったことで登板機会が増えたことには「モチベーションが上がりました」と語った。
 
 今後のチーム作りについては「ベンチ入りした2年生5人で引っ張って、センバツで甲子園に戻って、絶対に借りを返したいと思います」と力強く語った。
 
 
 
取材・氏原英明、文・ベースボールチャンネル編集部