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ドライバーとしての実力も最高峰? ツインズ2年目右腕がメジャー昇格、今季も異色選手現る

2019/08/09

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Getty Images



 ミネソタ・ツインズは8日(日本時間9日)、ランディ・ドブナック投手をメジャーへ昇格させることを発表した。米公式サイト『MLB.com』が同日、伝えている。
 
 米国を放浪した後メジャーリーガーになったエバン・ギャティス捕手(現フリーエージェント)やTwitterでの投稿がきっかけでプロ入りしたクリス・ナン投手(レンジャーズ)など異色の経歴ももつ選手も少なくないメジャーリーグだが、今季も新たなシンデレラストーリーを歩む選手が現れた。
 
 ツインズは8日(同9日)、3Aロチェスター・レッドウィングスからドブナックをメジャーへ昇格させることを発表。メジャー25人制ロースターの1枠をドブナックに譲るため、コール・スチュアート投手が代わりに3Aへ降格となる。
 
 ドブナックは今季A+で開幕を迎えると、2A、3Aと一気に昇格。自身初となる3Aでも4勝1敗、防御率2.00と結果を残していた。今季全体での成績は19先発含む22登板で11勝3敗、防御率2.02となっており、才能開花が目覚ましいシーズンとなっている。
 
 メジャーへの階段を駆け上っていったドブナック。24歳でのデビューは決して遅咲きではないが、ここに辿り着くまでは長かった。大学時にドラフト指名されなかったドブナックは卒業後、米独立リーグでのプレーを決意。2017年にツインズとマイナー契約を結ぶことになり、晴れてプロ入りしていた。
 
 そんなドブナックはこれまで自動車配車サービスで知られるUberのドライバーとしても働いており、今回の昇格でドライバーからメジャーリーガーの道を歩むことに。米メディア『MLBネットワーク』のインサイダー、ジョン・ヘイマン氏によるとドブナックのドライバーとしての評価は星5つの評価で平均評価はなんと4.99。ドライバーとしても相当プロフェッショナルな存在だったようだ。
 
 ツインズは強力打線を武器にアメリカン・リーグ中地区首位に君臨。クリーブランド・インディアンスとの地区首位争い真っ只中であるため、ドブナックも即戦力として活躍が期待される。メジャーを勝ち取ったドブナックのシンデレラストーリーはこの先も続きそうだ。