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平野佳寿、痛恨サヨナラ犠飛浴びる ダイヤモンドバックス守護神は5度目のセーブ失敗「甘く入った」

2019/07/27

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今季加入のホランドが1点差守り切れず

 ナショナル・リーグ西地区2位タイに付けているアリゾナ・ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手が26日(日本時間27日)、敵地マーリンズ・パークでのマイアミ・マーリンズ戦で同点の9回にリリーフ登板し痛恨のサヨナラ犠飛を浴びた。
 
 ダイヤモンドバックスは1-1の同点の4回、ニック・アーメッド内野手の内野ゴロの間に1点を勝ち越し。先発のザック・グレインキー投手の6回1失点の好投などもあって、2-1のまま試合終盤に入る。
 
 勝利まであとアウト3つに迫った9回、まさかの悲劇が待っていた。クローザーとして登板した3番手のグレッグ・ホランド投手が先頭打者に二塁打を浴びると、その後も四球と安打で無死満塁のピンチを招く。
 
 ここでホーヘイ・アルファロ捕手に犠飛を浴び2-2の同点とされると、なおも1死一、三塁で平野が登板。平野は7番のハロルド・ラミレス外野手に対し、カウント0-1からの2球目、内角低めに82.4マイル(約133キロ)のスプリットを投げ込んだが、ラミレスに中堅深くへ弾き返されサヨナラの犠飛となった。
 
 たった2球で敗戦を突き付けられた平野。自身に負けは付かず、結果的に打者1人からアウトを取ったことで防御率は3.79に改善したが、2-3で敗れたダイヤモンドバックスはこれで52勝52敗で勝率5割に逆戻り。
 
 この日は同地区首位のロサンゼルス・ドジャース、2位で並んでいたサンフランシスコ・ジャイアンツが勝利したため、単独3位となって首位との差は15.5ゲーム差に広がった。
 
 なお、2敗目を喫したホランドは、セーブ失敗は今季5度目。7月に入ってからは3度目だ。米公式サイト『MLB.com』によれば、ホランドは試合後「(打たれた球は)甘く入ってしまった」と肩を落とし、トロイ・ロブロ監督は「もう少しやれると思ったが…」とコメント。ホランドはクローザーとして今季から加入しここまで37試合に登板しているが、チームの期待を裏切る形が続いており、その座が揺らいでいる。