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フィリーズ、投壊危機脱出へ!先発左腕スマイリー獲得 ポストシーズン進出へ正念場の夏

2019/07/20

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今季早々に“戦力外”も新天地で復活なるか

 フィラデルフィア・フィリーズはフリーエージェント(FA)となっていたドリュー・スマイリー投手を獲得した。米公式サイト『MLB.com』が19日(日本時間20日)、伝えている。
 
 トレード市場が活発になっているメジャーリーグだが、戦力補強にはFA市場という選択肢もある。そしてフィリーズはそこから新たな投手を獲得したようだ。
 
 同サイトによるとフィリーズは19日(同20日)、FAのスマイリーと契約を結んだとのこと。マイナー契約ではないことが分かっているが、契約の詳細は伝えてられておらず、球団の公式発表もまだ行われていない。現在は身体検査の途中だという。
 
 フィリーズ入りとなったスマイリーは30歳の先発左腕。2010年にデトロイト・タイガースから2巡目(全体68位)指名を受けプロ入りすると、12年にデビュー。当初はセットアッパーとしても活躍していたが、近年は先発投手としてプレーしていた。
 
 しかしスマイリーはここ数年は不調。17年に受けた左肘の靭帯再建手術(通称・トミージョン手術)からメジャー復帰を目指していたところ、今季はテキサス・レンジャーズで開幕を迎えることに。しかし9先発含む13登板で1勝5敗、防御率8.42と大不振で6月中旬には早くも戦力外となってしまう。
 
 その後7月にミルウォーキー・ブリュワーズとマイナー契約を結ぶものの、3Aで3先発し、防御率4.97とやはり不調。メジャーに昇格することはなく、自由契約となっていた。
 
 約2年ぶりのメジャーで復活を遂げたいスマイリーだが、現状を考えると今季の活躍は厳しいかもしれない。しかしフィリーズにはそんなスマイリーの復活に賭けなければならない事情がある。
 
 フィリーズはエースのアーロン・ノラ投手が8勝2敗と結果を出しているものの、8勝7敗で防御率4.54のジェイク・アリエッタ投手などローテーション2番手以降が不調。ブルペン陣にも絶対的な存在はおらず、“投壊”まであと1歩のところに迫りながら持ち前の強力打線でカバーする状況が続いていた。
 
 そしてそんな中、野手陣にも悲劇が相次いでしまう。6月にアンドリュー・マカッチェン外野手が前十字靭帯断裂で今季絶望になると、7月にはオデュベル・ヘレーラ外野手がDV容疑の処分で今季絶望。打線を支える選手の離脱が次々に決まっていった。
 
 18日(同19日)現在50勝47敗で勝率.515となり、いよいよ借金生活も見え始めてきているフィリーズ。ブライス・ハーパー外野手率いるスター軍団がここから巻き返すには、スマイリーが新天地で復活できるかが重要になりそうだ。