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田中将大のヤンキースは先発を! ドジャースは中継ぎ強化で前田健太ローテ固定も MLB公式がトレード補強提言

 メジャーリーグは7月31日(日本時間8月1日)にトレード期限を迎える。各地区の上位チームは優勝、ポストシーズン進出を狙いトレードによって補強を図ることが予想され、米公式サイト『MLB.com』では各チームの補強すべきポイントとターゲットとなる選手を挙げられている。

2019/07/17

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“3度目の正直”狙うドジャースは新セットアップに左腕?

 一方、ブルペン陣を補強するだろうとされているのがナ・リーグ西地区首位のロサンゼルス・ドジャース。地区7連覇と3年連続ワールドシリーズ進出、そして1988年以来となる世界一を目指すドジャースは、16日(同17日)現在63勝34敗で2位に14.0ゲーム差をつける独走状態だ。
 
 10勝を挙げ防御率が驚異の1.78を誇る柳賢振投手をはじめ、クレイトン・カーショウ投手、ウォーカー・ビューラー投手、そして前田健太投手と先発投手陣は充実し、チーム防御率はナ・リーグトップの3.40。しかし、リリーフの防御率はメジャー10位となる4.03で課題の1つとなっている。
 
 ここで同サイトが補強の候補に挙げたのがクリーブランド・インディアンスのクローザー左腕ブラッド・ハンド投手。今季自身3度目となるオールスターゲーム選出を果たしたハンドは、ここまで41試合を投げ4勝3敗25セーブ、防御率2.29と好成績を残している。
 
 39回1/3を投げて60三振、1イニングア当たり許した走者の人数を示すWHIPは0.99という内容も好材料だ。ドジャースにはクローザー右腕のケンリー・ジャンセン投手がいるが、ペドロ・バイエズ投手に代わってセットアップを任せるのも良い。
 
 昨季は前田をリリーフに転換する措置も取ったが、ハンドを獲得することで、フリオ・ウリアス投手をリリーフのまま前田を先発として回し続けられるということも考えられる。
 
 現在上位にいるチームが目指すのはあくまで「世界一」だろう。レギュラーシーズンを勝ち抜いても、そこから約1カ月間にも及ぶポストシーズンを戦わなければならない。移籍先で活躍するかしないかは戦ってみないと分からないという怖さがあるものの、トレードが成功することはポストシーズンへも大きな弾みとなるはず。残り2週間で各チームがどんな動きをするのか注目だ。

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