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悪夢再び。ダイヤモンドバックス、2日続けてのサヨナラ負け。平野佳寿は好救援もまた報われず

2019/07/04

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ホランドは再びセーブ失敗

 アリゾナ・ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手が3日(日本時間4日)、敵地ドジャー・スタジアムでのロサンゼルス・ドジャース戦にリリーフ登板し、2/3回を投げて2四球無失点だった。チームは延長10回に6番手ヨアン・ロペス投手が本塁打を浴びて2日連続のサヨナラ負けとなった。
 
 前日にはクローザーのデレク・ホランド投手がまさかの5四球で2者連続押出しとなり、4-3から逆転サヨナラ負けを喫していたダイヤモンドバックス。借金生活に突入し、後半戦までには勝率5割に戻しておきたいところだったが、2日続けての悪夢となった。
 
 ダイヤモンドバックスは3-3の同点で迎えた9回に、カーソン・ケリー捕手の10号ソロ本塁打で勝ち越しに成功。しかし直後の裏、クローザーのグレッグ・ホランド投手が連打を浴びて同点とされる。
 
 ドジャース打線の勢いを断ち切りたいダイヤモンドバックスは、ホランドに代えて5番手の平野を投入。1死二塁の場面を任されたが、スプリットの制球が安定せず、ラッセル・マーティン捕手に四球を与える。続くジョグ・ピダーソン外野手には徹底した外角攻めで勝負したが、2者連続で歩かせる結果となった。
 
 ピンチが広がり1死満塁となった平野。しかし、続くアレックス・バーデュゴ外野手にはスプリットで二ゴロを打たせると、味方が上手く捌いてダブルプレー。何とかピンチを切り抜けて試合は延長戦に突入する。
 
 ダイヤモンドバックスは延長10回表を無得点に終わると、その裏6番手のロペスをマウンドへと送る。試合前まで38試合で防御率1.10の結果を残していた右腕は、先頭のクリス・テイラー外野手を自慢の直球で空振り三振に切って取る上々のスタートを切った。
 
 しかし、続く相手はこの日本塁打を放っているコディ・ベリンジャー外野手。渾身の97.4マイル(約155キロ)の直球を外角一杯に投げ込んだが、ベリンジャーはこれをフルスイング。打球は凄まじい勢いでライトスタンドへと突き刺さり、特大のサヨナラ本塁打に地元の観客は大熱狂した。
 
 ベリンジャーの驚異的なパワーの前に屈し、2日続けてのサヨナラ負けとなったダイヤモンドバックス。一方のドジャースは、今季59勝目を挙げ、全30球団最速の60勝に王手をかけている。
 
 前日に続いての連投となった平野。今季38試合目の登板は、2/3回(14球)を投げて、被安打0、与四球2、失点0の成績で、防御率を4.22とした。