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ヤンキース・フレイジャーは古巣インディアンスへ? 公式サイトがポジション別トレード有力候補を紹介

2019/07/03

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 7月末のトレード期限まで1カ月を切り、各球団ポストシーズンへ向けて補強を進めている。ここまで、ワイルドカードを含む進出圏内まで5.5ゲーム差以内にあるのが22球団で、まだまだ多くのチームに可能性が残されている。米公式サイト『MLB.com』は2日(日本時間3日)、各ポジションのトレード有力候補を紹介している。
 
 現在アメリカン・リーグ東地区首位を快走するニューヨーク・ヤンキースからは、クリント・フレイジャー外野手が挙げられた。フレイジャーは今季、故障者続出のシーズン序盤を主軸として支えた。だが、アーロン・ジャッジ外野手、ジャンカルロ・スタントン外野手らの復帰に伴い、3Aへと降格。24歳と若く、53試合の出場で、打率.283、11本塁打、34打点、OPS.843と好成績を残しており、トレードの強力なカードとなる。
 
 ワールドシリーズ制覇を目指すチームは、打線こそメジャー随一の破壊力を誇るものの、ルイス・セベリーノ投手らの故障で、手薄な先発投手陣が補強ポイント。クリーブランド・インディアンスのトレバー・バウアー投手らが獲得候補に挙がっているようだ。
 
 同じく外野手の候補として、デトロイト・タイガースのニコラス・カステヤノス外野手に注目が集まっている。カステヤノスは昨季、打率.298、23本塁打、89打点、OPS.854と高い数字を残し、今季もOPS.800以上の成績。年齢的にもこれから最盛期を迎えようかというところだが、チームはワイルドカード争いからも大きく遠ざかり再建ムードにあるため、放出される可能性は十分にある。
 
 投手部門では、ナショナル・リーグ西地区最下位に沈むサンフランシスコ・ジャイアンツから2人の投手が挙げられた。先発投手では、ポストシーズンで無類の強さを誇るマディソン・バムガーナー投手が争奪戦となる見込み。リリーフでは、今季21セーブを誇るウィル・スミス投手が最有力となっている。トレード市場で戦力を充実させ、ポストシーズンでの戦いを優位に進めるのはどのチームになるだろうか。
 
 紹介された各ポジション選手は以下のとおり。
 
(捕)マーティン・マルドナード(ロイヤルズ)
(一)ジャスティン・スモーク(ブルージェイズ)
(二)ディー・ゴードン(マリナーズ)
(遊)フレディ・ギャルビス(ブルージェイズ)
(三)アンソニー・レンドーン(ナショナルズ)
(外)ニコラス・カステヤノス(タイガース)
   クリント・フレイジャー(ヤンキース)
   ハンター・レンフロー(パドレス)
(指)ホセ・アブレイユ(ホワイトソックス)
(投)マディソン・バムガーナー(ジャイアンツ)
(救援)ウィル・スミス(ジャイアンツ)