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超重量打線は止まらない。 ヤンキースがMLB記録タイの27試合連続本塁打、スタントンにも待望の一発

2019/06/25

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2002年のレンジャーズと並ぶ

 ニューヨーク・ヤンキースは24日(日本時間25日)、本拠地ヤンキー・スタジアムでのトロント・ブルージェイズ戦で27試合連続本塁打を記録。メジャー記録に並んだ。米公式サイト『MLB.com』が24日(同25日)、伝えている。
 
 アーロン・ジャッジ外野手、ジャンカルロ・スタントン外野手の復帰で、ついに超重力打線が完成したヤンキース。23日(同24日)には球団記録となる26試合連続本塁打を達成するなど好調続きだ。
 
 そしてこの日も打線の勢いは止まらなかった。2点ビハインドで迎えた5回、先頭のD.J.ラメイヒュー内野手が安打で出塁すると、続くルーク・ボイト内野手にも安打が出て無死一塁、二塁。一発が出れば一気に逆転の場面で、アーロン・ヒックス外野手に打席が回る。
 
 2球目を見逃してカウント2ボールとし、打者優位のカウントに持ち込んだヒックス。3球目はファウルとなるが、4球目の低めの直球を上手く捉えると、打球はライトスタンドへ一直線。今季第5号となる3ランを放ち、最高の形で逆転に成功する。
 
 この一打で連続試合本塁打記録を「27」に伸ばしたヤンキース。同サイトによると、これは2002年にテキサス・レンジャーズが打ち立てたメジャー記録に並ぶ数字で、ヒックスの逆転打がメジャータイ記録を決めたことになった。
 
 なお、ヤンキースは続く6回にも一挙7得点の猛攻。連打で得点を重ね、最後はスタントンが待望の今季第1号となる特大3ラン本塁打を放ち、10-2と大量リードする展開となる。
 
 試合は、ブルージェイズが8回に5点、9回に1点を返し、怒涛の追い上げを見せたが、ヤンキースは何とか逃げ切り10-8で勝利。前日のヒューストン・アストロズ戦で連勝が「8」で止まってしまったが、勢いはまだまだ健在とみていいだろう。
 
 ヤンキースは次戦もブルージェイズと対戦。あすも本塁打が出れば、メジャー記録更新となるが、劇的な一発は放たれるだろうか。記録更新に期待がかかる。