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平野佳寿、1年ぶり2イニング完璧救援も実らず ダイヤモンドバックスは9回に突き放され6連敗

2019/06/23

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ジャイアンツの上位~中軸打線相手に隙与えず

 アリゾナ・ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手が22日(日本時間23日)、本拠地チェイス・フィールドでのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦にリリーフ登板し、2回無失点に抑えた。
 
 ダイヤモンドバックスは初回、2本の適時打と本盗で3点を先制。しかし、続く2回、3回に計5失点し逆転を許す。その後1点を返したが、4-5のまま試合は終盤に突入。そして7回から3番手として平野がマウンドに登った。
 
 今季33試合目の登板となった平野は、先頭の2番マイク・ヤストレムスキー外野手をフルカウントから90.4マイル(約145キロ)の速球で見逃し三振を奪うと、続くバスター・ポージー捕手も速球で中飛。最後はパブロ・サンドバル内野手を85.6マイル(約138キロ)のスプリットで二直に打ち取って3者凡退とした。
 
 7回に15球を投げた平野だが、8回も続投。先頭の5番ブランドン・ベルト内野手をスプリットで投ゴロ、ケビン・ピラー外野手もスプリットで三ゴロに打ち取り簡単に2アウトを手にする。そしてアレックス・ディッカーソン外野手を91.1マイル(約147キロ)のカットボールで左飛に抑え、この回も3者凡退と安定した投球を見せた。
 
 この日の平野は2回27球(ストライク18球)を投げ、無安打、無四球、奪三振1、無失点で防御率を4.76とした。平野が2イニング以上を投げたのは昨年8月6日(同7日)のフィラデルフィア・フィリーズ戦以来2度目。当時も打者6人を完璧に抑えている。
 
 ダイヤモンドバックスは平野の好投で良い流れを作ったものの、9回に登板した4番手のアーチー・ブラッドリー投手がヤストレムスキーに2ラン本塁打を浴びてリードを広げられた。その裏の攻撃も3人で抑えられて反撃できず、4-7で敗れ6連敗。今季38勝40敗で借金を「2」とした。