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ヤンキース、補強はまだ続く? ポストシーズンへ向けシャーザーらエース級獲得の可能性も

2019/06/18

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 補強を続けるニューヨーク・ヤンキースが先発投手獲得のため、投手市場について積極的に注目していることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が17日(日本時間18日)、伝えている。
 
 15日(同16日)にシアトル・マリナーズからエドウィン・エンカーナシオン内野手の獲得を正式発表したヤンキース。10年ぶりの世界一へ向けて新たな補強を敢行し、打線は球界一とも言えるほど厚みが増したが、まだまだ補強は続くようだ。
 
 打線はエンカーナシオンの入団とアーロン・ジャッジ外野手、ジャンカルロ・スタントン外野手らの復帰で超重量打線が完成する見通し。ブルペン陣もクローザーのアロルディス・チャップマン投手をはじめ、強力な陣容となっている。だが、先発投手陣にはやや不安がある。
 
 現在、エースのルイス・セベリーノ投手が右肩の故障で負傷者リスト(IL)入り。そして今季9勝を挙げ、エース級の活躍を見せていたドミンゴ・ヘルマン投手も9日(同10日)にIL入りした。26歳のヘルマンは一時、アメリカン・リーグ最多勝争いに絡むほどの活躍を見せていただけに、手痛い離脱となっている。
 
 頭数が揃っていないことはないが、これ以上の故障者が出ると一気に厳しくなるヤンキース先発陣。そのため、トレードでの先発投手獲得のプランがあるようだ。同サイトによると、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは投手市場を積極的に注目しているという。
 
 今季のトレード市場にはサンフランシスコ・ジャイアンツのマディソン・バムガーナー投手、クリーブランド・インディアンスのトレバー・バウアー投手などエース級が勢揃い。そして、ワシントン・ナショナルズのマックス・シャーザー投手もトレード候補とされている。
 
 特にヤンキースはJ.A.ハップ投手、C.C.サバシア投手らベテラン勢の調子がまだ上がっていない。そこをカバーするために、他球団からトレードで有力な先発投手を獲得する可能性がある。
 
 しかし、セベリーノとヘルマンが復帰すれば、故障の心配は常にありながらも強力なローテーションは完成する。かつてヤンキースは大補強を繰り返すことでも有名だったが、今季は補強の手を緩めずに、新たなスターをチームへ招き入れることになるだろうか。