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大谷翔平、2安打3出塁の活躍で6月は打率.321、OPS1.062 エンゼルスは9回反撃も及ばず

2019/06/17

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が16日(日本時間17日)、敵地でのタンパベイ・レイズ戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場。2安打を含む3出塁の活躍をみせたが、チームは5-6で敗れた。
 
 大谷は初回、無死一、二塁のチャンスで打席を迎えると、速い球を見極めて四球を選ぶ。無死満塁となり、続くプホルスがライトへ犠飛を放ちエンゼルスは1点を先制したが、5番プエロが併殺に倒れ、この回は1点止まりだった。
 
 1-3と逆転されて迎えた3回、先頭のトラウトが四球で出塁。大谷も続きたいところだったが、フルカウントからアウトローの速球に手が出ず見逃し三振。エンゼルスはこの回、フレッチャーの犠飛で1点を返した。
 
 1点差のまま5回の攻撃、1死から大谷はフルカウントから低めのチェンジアップをライト前に弾き返し、シングルヒット。プホルスが四球を選び、代打カルフーンは進塁打を放って2死二、三塁のチャンスとなる。ここで前の打席犠飛のフレッチャーが三塁線に転がして適時内野安打とし、同点に追いついた。
 
 だが、5回と8回に失点し、3-6で最終回を迎えたエンゼルス。1死からラステラが安打で出塁すると、トラウトが1点差に迫る19号2ランを放ち5-6。続く大谷も初球を捉えて強烈なピッチャー返し。同点のランナーとして出塁する。
 
 逆転の機運が高まるエンゼルスは、プホルスが進塁打を放ち、2死ながらも二塁に俊足の大谷を置く絶好機。一打同点の場面だったが、カルフーンがフルカウントから、最後は見逃し三振に倒れ、チームは敗れた。
 
 この日の大谷は、4打数2安打、1四球、2三振、1得点の成績で、打率.278、OPS(出塁率+長打率).840としている。また、6月に限れば、打率.321、OPS1.062となっており、最強打者トラウト(今季打率.285、OPS1.069)にも引けを取らない水準を維持している。