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“史上最高の万能選手”カブス・ゾブリスト、今季中に復帰の可能性 現在は離婚協議中

2019/06/15

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2015、2016年と2年連続で世界一に貢献

 現在離婚協議中でチームを離れているシカゴ・カブスのベン・ゾブリスト内野手が、今季中に復帰できる可能性が浮上した。米メディア『SPORTING NEWS』が14日(日本時間15日)、伝えている。
 
 昨季は打率.305で自身初の3割を達成していたゾブリスト。38歳とベテランの域に到達しているが、粘り強い打撃と複数のポジションを守ることができる万能性を武器に活躍していた。しかし、今季は思わぬ形で離脱を余儀なくされている。
 
 5月7日(同8日)から制限リストに入ってチームを離脱。理由は夫人の浮気問題による離婚協議中のためとなっている。復帰時期については不透明で、頼れるベテランがいつグラウンドに戻って来られるのかは分かっていなかった。
 
 しかし、今季中の復帰の可能性もあることが分かった。同メディアはチームに合流する可能性に言及しており、もし実現するならばシーズン終了間近となる9月頃だろうと言及。また、復帰には練習も必要であると伝えており、マイナーでの調整後に昇格するであろうと伝えている。
 
 このことについて、カブスのセオ・エプスティーンGMは「シーズン終盤での復帰の可能性はある」とコメント。今季中に復帰する可能性がゼロではないことを認めている。
 
 ゾブリストは2006年にタンパベイ・デビルレイズでメジャーデビュー。ジョー・マッドン監督の下、ユーティリティープレイヤーとしてプレーし、持ち味の打撃力と併せて非常に貢献度の高い選手へ成長。15年にはカンザスシティ・ロイヤルズで世界一を経験する。
 
 16年にはカブスへ移籍。再びマッドン監督率いるチームでプレーすることになった。そしてワールドシリーズ第7戦では決勝打となる適時打を放ってシリーズMVPを受賞。カブス108年ぶりの世界一に大きく貢献し、移籍1年目でファンの心を掴んだ。
 
 ファンにとってもチームにとってもゾブリストは必要不可欠な存在。今季は離脱まで26試合で打率.241と苦しんでいただけに、ベテランの意地を見せたいところでもある。チームは首位争い真っ只中で、ポストシーズン進出へ向けた勝負どころでの復帰となれば、カブスをさらに勢いづける選手になるはずだ。