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アスレチックスが破竹の10連勝! 3カード連続スイープ、打倒アストロズへ準備万端

2019/05/28

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Getty Images



 オークランド・アスレチックスが、3カード連続で全勝したことが話題を呼んでいる。米メディア『Sports Illustrated』が27日(日本時間28日)、伝えている。
 
 日本で行われた開幕シリーズは2戦2敗に終わったアスレチックス。主砲マット・オルソン内野手が開幕2戦目にして離脱する事態になるなど苦しい時期もあったが、ここ最近は猛威を奮っている。
 
 アスレチックスは、17-3で大勝した16日(同17日)のデトロイト・タイガース戦から始まり、クリーブランド・インディアンス、シアトル・マリナーズを圧倒。3カード連続で全勝を飾り、アメリカン・リーグ西地区2位に立っている。
 
 好調のアスレチックスだが、同サイトはマーカス・セミエン内野手を影でチームを支える1人として紹介。セミエンは26日(同27日)時点で打率.269、5本塁打、23打点の成績。決して飛び抜けた成績ではないが、出塁率は.361を誇るなど、今季は主にリードオフマンとして活躍している。
 
 また、セミエンは守備でも貢献度が高い。元々守備に難がある遊撃手ではあったが、今季は遊撃手としてのDRS(守備防御点=平均的な野手が守った場合に比べ何失点減らしたか)プラス6点をマークしており、早くも昨季の9点に迫っている。
 
 一方、投手陣も波に乗っている。先発陣が結果を残していることに加え、オープナーやロングリリーフを務めることがあるリアム・ヘンドリクス投手が22試合で防御率1.30、ユスメイロ・ペティット投手が25試合で防御率2.20と好調。ユーティリティ投手として活躍する2人がいぶし銀の活躍でチームの快進撃を支えている。
 
 クリス・デービス外野手が10日間の負傷者リスト(IL)入りするなど心配な話題もあるアスレチックスだが、シーズン序盤に離脱していたオルソンが5月上旬からチームに合流。デービス離脱後も依然強力な打線は、勢いそのままに連勝を続けることになりそうだ。
 
 27日(同28日)のロサンゼルス・エンゼルス戦ではマット・チャップマン内野手の3試合連続本塁打などで勝利し、遂に10連勝。31日(同6月1日)から始まる首位ヒューストン・アストロズとの戦いに向け、さらに加速していくことになりそうだ。