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ゲレーロJr.、三塁守備で強肩連発&打球速度は今季MLB2位の191キロも記録 超有望株のここまでと今後の展望とは

2019/05/13

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 トロント・ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手が鮮烈なMLBデビューを果たしてから約2週間。今季MLBのプロスペクト(若手有望株)ランキング1位の二世スターの現在地の確認と、今後への期待を込めて分析する。

デビューから3試合連続安打も、打撃面では高い壁に直面

 今季開幕は3Aで迎え、圧倒的な成績を残してメジャー昇格を果たしたゲレーロJr.。ドミニカ共和国出身の選手として初の殿堂入りを果たした偉大な父を持つJr.のデビューには、全米が注目した。
 
 初出場は4月26日(日本時間27日)のオークランド・アスレチックス戦に5番・三塁手で先発出場。本拠地のスタンディング・オベーションを背に最初の打席に入ったが、ここは惜しくも一ゴロに倒れた。その後、左翼へのあわや本塁打かという左飛を放った他、9回には先頭打者としてメジャー初安打となる一塁線への二塁打を記録した。また、三塁守備では前方への弱い当たりに猛烈なチャージをかけて捕球し、苦しい体勢から一塁に矢のような送球を見せる場面も。俊敏なフットワークと強肩も披露した。
 
 翌27日(同28日)以降も先発出場し続け、デビュー以来3試合連続安打を記録。30日(同5月1日)のロサンゼルス・エンゼルス戦では安打こそ出なかったものの、2つの四球を選んだ。5月1日(同2日)は2三振を含む無安打、3日(同4日)は1安打に終わったが、4日(同5日)の試合ではキャリア初めての適時打を記録し、初打点。その後4試合で15打数1安打と苦しみ、10日(同11日)時点での打率は.146まで低下。大舞台の洗礼を受けた。
 
 しかし、その間も守備では良い動きを見せ続けたゲレーロJr.。エンゼルスとの2連戦では初戦にアルバート・プホルス内野手の強烈なゴロをダイビングキャッチ。翌日も7回裏2死三塁のピンチで、三塁線へのゴロをバックハンドでランニングキャッチ、うまく体勢を立て直して打者走者を一塁で刺した。テキサス・レンジャーズ戦では正面のライナーを好捕し、飛び出した一塁走者をノーステップで刺す場面もあった。

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