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田中将大、7回73球1失点で3勝目「きょうはベストな投球」 ヤンキースは首位レイズと0.5差

2019/05/13

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 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が12日(日本時間13日)、敵地でのタンパベイ・レイズ戦に先発登板。7回1失点の好投で、今季3勝目を挙げた。米公式サイト『MLB.com』が報じている。
 
 アメリカン・リーグ東地区首位攻防3連戦を1勝1敗で迎えたヤンキース。3戦目の先発マウンドを託された田中はこの日、昨季のサイ・ヤング賞左腕ブレイク・スネル投手との投げ合いとなったが、スネルの好投に呼応するように、田中のパフォーマンスも冴えわたった。
 
 スネルが初回から2つの三振を奪って、この日の奪三振ショーを予感させると、田中も内野安打1本に抑える危なげない投球。両投手ともに順調な滑り出しを見せると、そのまま4回まで、スネルが1安打、田中が2安打に抑え、投手戦の様相となる。
 
 明暗が分かれたのは5回、スネルは2死からヤンキースの8番・ロマインに二塁打を許すと、トークマン、ラメイヒューの連打で2点を失う。一方の田中は、裏の攻撃を7球で退け、勝ち投手の権利を得た。
 
 続く6回は、2死までこぎつけたスネルだったが、球数は96球となり降板。5回2/3を投げて、奪った三振は12を数えた。田中は同じ回、ソロ本塁打を浴びて1点差に迫られるも、2死一、二塁のピンチを切り抜け最少失点。7回にも登板し、下位打線をわずか4球で三者凡退に斬って、8回以降を救援陣に託した。
 
 この日の田中は、7回(73球)を投げ、被安打5、奪三振7、無四球、失点1の内容で、防御率は3.44となった。同サイトによると、試合後に田中は通訳を通して、「いくつかの試合を振り返って、きょうはベストな投球のひとつだった」と語っている。
 
 試合は、ヤンキースが終盤に5点を追加し、7-1で勝利。田中の好投でレイズとのゲーム差を再び0.5としている。
 
 最新10試合で7勝3敗と好調を維持しているヤンキース。背後には5連勝中と勢いに乗るボストン・レッドソックスが迫っている。このままレイズから首位の座を奪い取り、ペナントレースを優位に進められるか、注目が集まる。