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カブス・ダルビッシュ有、被弾に四球連発…5回途中5失点 味方の奮起に最後まで応えられず

2019/05/05

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チームは6連勝で首位と0.5差に接近

 シカゴ・カブスのダルビッシュ有投手が4日(日本時間5日)、本拠地リグレー・フィールドでのセントルイス・カージナルス戦に先発登板し、4回5失点だった。試合はカブスが接戦を制している。
 
 自身3勝目を懸けてナショナル・リーグ中地区首位決戦のマウンドに登ったダルビッシュは初回、2死から3番のポール・デヨング内野手を四球で歩かせると、その後盗塁を決められ2死二塁とピンチを迎える。しかし、続く4番のマーセル・オズーナ外野手を90.7マイル(約146キロ)の速球で空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けた。
 
 直後に味方打線が1点を先制し、勢いに乗りたいダルビッシュだったが、2回に先頭打者のホセ・マルティネス外野手に初球の93マイル(約150キロ)の速球をセンター左へのソロ本塁打を浴びてすぐさま1-1の同点に追い付かれてしまう。
 
 ダルビッシュは3回にもマット・カーペンター内野手にタイムリー二塁打を浴び勝ち越しを許すと、4回には1死二塁から2者連続四球を与えて満塁に。ここで相手先発のマイケル・ワカ投手に94マイル(約151キロ)の速球を右前への2点タイムリー安打とされて1-4とリードを広げられた。続くカーペンターにもタイムリー安打を浴びて、この回は制球の乱れから一挙3失点で1-5となった。
 
 しかしこの直後に味方打線がバックアップ。2本の安打と敬遠四球で1死満塁のチャンスを作ると、ここで3年目のテイラー・デービス捕手が今季第1号、キャリア初となる満塁本塁打を放って5-5の同点に追い付く。
 
 起死回生の一発に奮起したいダルビッシュ。しかし、この日は最後まで制球に苦しんだ。5回、先頭のデヨングにストレートの四球を与えると、続くオスーナにもカウント1-3から四球。自ら無死一、二塁のピンチを招いて、ここで無念の降板を余儀なくされた。この日のダルビッシュは結局4回0/3、81球(ストライク40球)を投げて被安打6、与四球5、奪三振4、失点5という内容。防御率は5.79となった。
 
 ダルビッシュが招いたピンチを無失点で抑えたカブスは、その後8回に4番のハビア・バイエズ内野手が今季11号ソロ本塁打を放って勝ち越し。このリードを最後はペドロ・ストロップ投手が守って6-5で勝利を収めた。これでチームは6連勝となって首位カージナルスとの差を0.5ゲームに縮めた。

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