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ヤンキース、“左のエース”パクストンがIL入り 田中将大やハップなどベテラン勢が鍵に

2019/05/05

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昨季ノーヒッターの実力派、3年連続で離脱

 ニューヨーク・ヤンキースのジェームズ・パクストン投手が左膝の炎症で負傷者リスト(IL)入りした。米公式サイト『MLB.com』が5日(日本時間6日)、伝えている。
 
 4日(同5日)にはミネソタ・ツインズ戦で先発したパクストン。無失点に抑えていたものの、3回64球で突如降板。その後はリリーフ陣がきっちりと抑えて試合は6-3で勝利したが、パクストンはMRI検査を受けることになった。
 
 故障離脱となれば左のエースを失うことになるヤンキースだが、同サイトによるとパクストンは10日間のIL入りが決定。左膝の炎症が原因となり、正確な復帰時期はまでは判明していない。今季は4日(同5日)まで7先発で3勝2敗、防御率3.11、37回2/3を投げて52奪三振。奪三振数はリーグ5位と活躍していただけに相当手痛い離脱となった。
 
 ヤンキースのアーロン・ブーン監督によると、パクストンはこれから5~7日は投げない予定。実力は抜群の左腕だが、ここ3年連続でIL入りするなど体調面に不安があるだけに、完全復帰となるまでは心配な状態が続くことになりそうだ。
 
 また、パクストンの代わりには27歳のジェイク・バレット投手がメジャーに昇格。今季は3Aで8試合に登板し防御率1.50、12回を投げて4四球、16奪三振と好投していた。2016年にはアリゾナ・ダイヤモンドバックスで68登板するなどメジャーでの実績もある。
 
 ルイス・セベリーノ投手が右肩の故障で既にIL入りしていたが、新たにパクストンがIL入りしたことによってヤンキース先発陣は手薄な状態に。C.C.サバシア投手、J.A.ハップ投手のベテラン左腕コンビと開幕投手を務めた田中将大投手の健闘が故障者復帰までの鍵を握ることになる。
 
 しかし、ヤンキースはミゲル・アンドゥハー内野手が5日(同6日)のツインズ戦で復帰するなど暗い話題だけではない。故障者続出でも好調を維持しているだけに、この勢いでパクストン離脱をカバーしたいところだ。