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借金13から世界一も? 低迷するレッドソックス、歴史から見る巻き返しの可能性は

2019/04/15

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開幕直後は不振も優勝へ! 過去の事例を紐解く

 公式サイト『MLB.com』は13日(同14日)に特集記事を発表し、”スタートダッシュ失敗もプレーオフに進出したチームたち”を分析した。
 
スタートダッシュ失敗から地区制覇した主なチーム
 
・25試合消化時点
9勝16敗 :テキサス・レンジャーズ(2015年、88勝74敗)
9勝16敗 :ミネソタ・ツインズ(2006年、96勝66敗)
 
・50試合消化時点
22勝28敗:ドジャース(2013年、92勝70敗)
22勝28敗:アスレチックス(2012年、94勝68敗)
他2チーム
 
スタートダッシュ失敗からワイルドカード枠を勝ち取った主なチーム
・25試合消化時点
8勝17敗:アスレチックス(2001年、102勝60敗)
10勝15敗:ピッツバーグ・パイレーツ(2014年、88勝74敗)
他2チーム
 
・50試合消化時点
18勝32敗:ヒューストン・アストロズ(2005年、89勝73敗)
20勝30敗:コロラド・ロッキーズ(2009年、92勝70敗)
*『MLB.com』より抜粋。カッコ内の勝敗は該当年度のシーズン通算成績。時代区分はワイルドカード制度導入の1985年~2018年。
 
 現在16試合で6勝10敗のレッドソックスは、単純計算で25試合で9.375勝ペース。まだまだ4月半ばで順位について決めつけるのは早計ではあるが、この約30年間の事例によると、これ以上の失速があれば地区制覇に暗雲が立ち込めることになりそうだ。

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