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カブスのエース・レスターが負傷「最悪のケースだとは感じていない」 ダルビッシュ有ら先発陣の奮起に期待

2019/04/09

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チームは低迷、先発陣の不調が影響か

 シカゴ・カブスのジョン・レスター投手が登板中に負傷交代した。米公式サイト『MLB.com』が8日(日本時間9日)、伝えている。
 
 カブスは8日(同9日)、本拠地リグリー・フィールドでピッツバーグ・パイレーツと対戦。ベン・ゾブリスト内野手、カイル・シュワーバー外野手がそれぞれ2打点を挙げるなど打線が機能し、試合は10-0で勝利した。だがそれと同時に、カブスは大きな問題を抱えることとなった。
 
 この日先発したカブスのレスターは初回、先頭のアダム・フレイジャー内野手を見逃し三振に斬って取ると、次のスターリング・マルテ外野手を直球で空振り三振に。上々の立ちあがりを見せていたが、3回に連打を許して無死一、二塁のピンチを迎えたところで突然の降板。この回は2番手のブラッド・ブラック投手が無失点に切り抜けたが、チームには不穏な空気が流れた。
 
 同サイトによると、レスターは左ハムストリングスに問題を抱えていた模様で、ジョー・マッドン監督が交代させたとのこと。試合後にレスターは「最悪のケースだとは感じていない」と述べたが、次回登板は先発経験のあるタイラー・チャトウッド投手が代役としてローテを埋める予定であるとも伝えられている。
 
 レスターは3月28日(同29日)、テキサス・レンジャーズとの開幕戦で勝利投手(6回2失点)。また、通算成績でも178勝96敗と大台の200勝も迫ってきているなど実績あるエースとして活躍している。
 
 カブスは、開幕10試合で3勝7敗と大きく負け越し、ローテ投手で勝ち星が付いたのはレスターとコール・ハメルズ投手だけと、強力な先発投手陣がよく機能していない。レスターにも不安が残る中、ダルビッシュ有投手ら2番手以降の活躍がチームの命運を握ることになりそうだ。