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ヤンキース・トーレス、2発4安打4打点のチーム史に残る大爆発

2019/04/06

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昨年のア・リーグ新人王投票では、大谷らに次ぐ3位に

 
 現地4日に行われた、ボルティモア・オリオールズ対ニューヨーク・ヤンキースの一戦で、ヤンキースのグレイバー・トーレス内野手は2本塁打を含む4安打4打点の大活躍でチームを勝利に導いたが、この活躍はチームの歴史に残る活躍だったと、現地5日(日本時間同5日)、スペイン語圏向け米国メディア『ESPNデポルテス』が報じている。
 
 前日の対デトロイト・タイガース戦で実に18三振を喫し、沈黙したヤンキース打線に再び灯をともしたのは22歳のベネズエラ人プレーヤーだった。4日のオリオールズ戦では、3回に反撃の狼煙となる今季第1号ソロを放つと、6回には値千金の逆転3ランを放った。この2発に加え、5回にツーベース、8回にはシングルヒットを放ち、この日は4打数4安打4打点という大活躍で連敗ストップの立役者となった。
 
 キャリア初の4安打を放ったトーレスだが、この日の大活躍は、チームの歴史に名を残すものでもあったのだ。22歳112日で記録した3長打を含む4安打は、1936年6月28日に同じ内容を記録した、ジョー・ディマジオ氏に次ぐ若さでの達成となっており、1試合4安打4打点という記録もまた、ディマジオ氏、ミッキー・マントル氏、ルー・ゲーリック氏といった偉大なレジェンドたちに次ぐ4番目の若さでの達成ということだ。また、過去ヤンキースの遊撃手で1試合2本塁打を含む4安打を放ったのは、デレク・ジーター氏のみであったが、トーレスは2人目となった。
 
 この日の活躍にトーレスは「自分の仕事に集中している。少し興奮している。だが、チームの力になれたということに勝る感情はないね」と語る。
 
 多くの主力選手が戦線離脱し、野戦病院状態のチームにあって、トーレスの爆発は大きな力となるだろう。トーレスは「多くのケガ人がいるが、それも野球のうち。我々は素晴らしいチームだし、いい選手も多い。我々はやれる、集中するだけさ」と前を向く。1日にしてチームの歴史に名を残す活躍を見せた22歳の若武者トーレスのプレーに更なる期待が寄せられそうだ。