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368億円契約のフ軍ハーパー、死球も初期検査は異常なし 指揮官は楽観「心配していない」

2019/03/16

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右足首付近に154キロの速球が直撃で苦悶の表情

 フィラデルフィア・フィリーズと超大型契約で加入したブライス・ハーパー外野手がオープン戦で死球を受け周囲をヒヤッとさせた。しかし初期のレントゲン検査では異常が見つからず、今のところ心配はなさそうだ。米公式サイト『MLB.com』が15日(日本時間16日)、伝えている。
 
 ハーパーは15日にフロリダ州クリアウォーターで行われたトロント・ブルージェイズとのオープン戦に「3番・右翼」で先発出場。しかし、1-2と1点を追う6回の第3打席にブルージェイズ2番手の右腕トレント・ソーントン投手と対し、カウント1-1から投じられた3球目、96マイル(約154キロ)の速球が右足首付近に直撃した。
 
 ハーパーはその場で倒れ込み、患部を押さえながら苦悶の表情を浮かべること数十秒。しばらく身動きが取れなかったが、心配そうに駆け付けたスタッフが見守る中、ゆっくりと立ち上がってベンチへ下がった。
 
 同サイトによると、ハーパーはすぐさま球場内の施設でレントゲン検査を受けたが、結果は陰性。骨などに異常は見られなかった。それでも、その後球場を後にして詳細な検査を受けることとなった。
 
 フィリーズのゲーブ・キャプラー監督は、ハーパーが死球を受けた瞬間は「怖かったよ」と話しながらも、「我々はブライスが大丈夫であると確信している」と楽観的な姿勢。今後については「医療チームと会って話し合っていく。今のところは心配していない」という。
 
 28日(同29日)の開幕まであと2週間弱と迫ったところでの負傷ということもあり、残りのオープン戦に出場できるかも不安視されるが、同監督は「医療チームと会って話し合っていく。今のところは心配していない。(オープン戦に出られないかどうかを話すのは)時期尚早だよ」と、13年総額3億3000万ドル(約368億円)で契約した26歳のスーパースターの早期復帰を期待した。